皆さん、こんにちは!自動車業界の最前線で働く傍ら、週末は愛車のメンテナンスとモータースポーツ観戦に明け暮れる筆者です。2025年のジャパンモビリティショーが大盛況のうちに幕を閉じ、未だその熱気が冷めやらぬ自動車業界ですが、早くも2026年年始には、さらに私たちの心を揺さぶるイベントが目白押しです!
今回は、モーターファンなら絶対に見逃せない、そして初心者の方にも自動車の世界の奥深さを感じていただけるであろう、珠玉のイベント群を徹底解説していきます。さあ、2026年のスタートダッシュを飾る最高のカーライフを一緒に計画しましょう!
東京オートサロン 2026

開催期間:2026年1月9日(金)〜11日(日)
開催場所:幕張メッセ(千葉)
言わずと知れた、世界最大級のカスタムカーと自動車関連製品の祭典、それが「東京オートサロン」です。新年の幕開けを告げる恒例イベントとして、毎年多くのモーターファンが幕張メッセに詰めかけます。
東京オートサロンの魅力とは?

東京オートサロンは、単なる車の展示会ではありません。そこは、自動車メーカーやカスタムショップが、その技術力と創造性を余すことなく発揮する「夢の舞台」です。
最先端のカスタムトレンド
世界中のカスタムカービルダーが競い合うように、斬新なデザインと驚異的なパフォーマンスを誇る車両を発表します。エアロパーツ、ホイール、サスペンション、オーディオなど、あらゆるパーツの最新トレンドを肌で感じることができます。
チューニングカーの祭典
速度とパワーを追求したチューニングカーや、サーキットでの走行性能を極限まで高めたデモカーが多数展示されます。エンジンチューニングのノウハウや、足回りセッティングの妙技など、プロの視点で見ても唸るような技術の粋を間近で見ることができます。
最新技術のデモンストレーション
大手自動車メーカーもブースを構え、コンセプトカーや市販車をベースにしたカスタムモデルを発表します。電動化や自動運転といった次世代技術とカスタムの融合など、未来のカーライフを予見させるような展示も注目です。
コンパニオンと華やかなステージイベント

会場を彩る華やかなコンパニオンの方々も、オートサロンの魅力の一つです。また、トークショーやデモンストレーション、ライブパフォーマンスなど、多種多様なステージイベントが終日開催され、会場全体が一体となって盛り上がります。
パーツメーカーとの交流
気になるパーツがあれば、その場でメーカー担当者に直接質問できるのも大きなメリットです。製品の特性や取り付けに関するアドバイスなど、貴重な情報を得られるチャンスです。
プロの視点から見ても、オートサロンは「自動車文化の縮図」であり、日本のカスタムシーンが世界に誇る一大イベントであると断言できます。特に、若手クリエイターやショップの台頭は目覚ましく、既成概念にとらわれない自由な発想には常に刺激を受けています。来場される際は、動きやすい服装と歩きやすい靴で、ぜひ一日中会場を隅々まで探索してみてください。きっと、あなたの愛車をカスタムしたくなる衝動に駆られることでしょう!
オートモーティブワールド 2026

開催期間:2026年1月21日(水)〜23日(金)
開催場所:東京ビッグサイト(東京)
自動車業界の未来を牽引する先端技術が一堂に会する専門展示会、それが「オートモーティブワールド」です。電動化(EV)、自動運転、コネクティッド・カーといった、まさに今、自動車業界が最も注力している分野の最新技術に特化しており、ビジネスパーソンや技術者にとっては見逃せないイベントです。

オートモーティブワールドの深掘り

このイベントは、未来のモビリティを形作る「技術の源泉」を知る上で極めて重要です。筆者も毎年欠かさず視察に訪れ、業界のトレンドをキャッチアップしています。
電動化技術の最前線
EVの心臓部であるバッテリー技術、モーター、インバーター、充電インフラなど、電動車の進化を支えるあらゆるコンポーネントが展示されます。高効率化、小型化、コスト削減といった課題に対し、各社がどのようなソリューションを提案しているのか、その競争は非常に熾烈です。
自動運転の実現に向けた挑戦
センサー技術(LiDAR、レーダー、カメラ)、AIによる画像認識、高精度地図、制御システムなど、自動運転を実現するためのキーテクノロジーが勢揃いします。レベル3以上の高度な自動運転技術の進展や、それに伴う法規対応の動向など、社会実装に向けた具体的な動きを把握することができます。
コネクティッド・カーが拓く世界
車載通信システム、IoT技術、クラウドサービス、サイバーセキュリティなど、車がインターネットと繋がることで可能になる新たなサービスやソリューションが紹介されます。情報連携による交通効率化、エンターテイメント性の向上、そして次世代MaaS(Mobility as a Service)の姿が具体的に見えてきます。
軽量化・新素材のイノベーション
車体の軽量化は、燃費向上や電費向上、さらには走行性能の向上に直結する重要なテーマです。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの先進素材や、製造プロセスの革新に関する展示は、製造業の未来を占う上で非常に参考になります。
専門家による基調講演・セミナー

業界の第一人者による基調講演や、各テーマに特化した専門セミナーが多数開催されます。最新の研究成果、市場予測、政策動向など、ここでしか聞けない貴重な情報を得ることができます。筆者も毎回、最前列で熱心に聴講し、ブログのネタや業務に活かしています。
オートモーティブワールドは、未来の自動車産業を形作る「羅針盤」のような存在です。技術トレンドの把握だけでなく、新たなビジネスパートナーとの出会いの場としても非常に価値があります。一般のモーターファンの方々にとっても、数年後には市販車に搭載されるであろう技術の萌芽を垣間見ることができる、大変刺激的なイベントとなるでしょう。
ジャパンモビリティショー札幌 2026

開催期間:2026年1月23日(金)〜25日(日)
開催場所:大和ハウス プレミストドーム(札幌)
「ジャパンモビリティショー札幌」は、東京で開催される本家ジャパンモビリティショーの地域開催版として、その地域色を活かしたモビリティの展示会です。特に札幌という開催地を考えると、積雪地帯ならではのモビリティソリューションや、地域の特性に合わせた交通システムの提案などが期待されます。
地域密着型モビリティの未来

全国各地で開催される地域モビリティショーは、それぞれの土地が抱える課題に対し、モビリティがどのように貢献できるかを具体的に示す貴重な機会となります。
寒冷地・積雪地対策モビリティ
札幌という土地柄、雪道での安全性や走行性能に優れた車両、寒冷地でのバッテリー性能維持技術、除雪作業に活用できる特殊車両などが展示される可能性があります。地域に密着した技術開発の成果を見る絶好の機会です。
観光とモビリティの融合
北海道の豊かな自然や観光資源と連携したモビリティの提案も期待されます。例えば、EVバスを利用した観光ルート、地域限定のシェアサイクルサービス、冬季限定のアウトドアモビリティなど、地域経済の活性化に繋がるアイデアが披露されるかもしれません。
地域発イノベーション
地元のベンチャー企業や研究機関が開発したユニークなモビリティソリューションが紹介されることもあります。大都市圏では見られない、地域特有のニーズに応える技術やサービスに注目です。
環境と共存するモビリティ
環境負荷の低減は、どの地域にとっても重要なテーマです。再生可能エネルギーと連携した充電インフラ、地域資源を活用した燃料開発など、持続可能なモビリティ社会の実現に向けた取り組みが紹介されるでしょう。
体験型コンテンツの充実
地域開催ならではの、試乗体験やデモンストレーションといった参加型のイベントが企画されることも多く、来場者が実際にモビリティに触れて、その魅力を体感できる機会が豊富に用意されているかもしれません。
地域に根差したモビリティの姿を知ることで、私たちは自動車が単なる移動手段に留まらない、社会全体を豊かにする存在であることを再認識できます。札幌ならではの視点で、モビリティの多様な可能性を存分に感じ取ってください。寒い冬の札幌で、心温まるモビリティ体験ができることを期待しています。
ジャパンキャンピングカーショー 2026

開催期間:2026年1月31日(土)〜2月3日(火)(予定)
開催場所:幕張メッセ(千葉)など
近年、その人気が飛躍的に高まっているキャンピングカー。自由な旅を求める人々にとって、動く居住空間であるキャンピングカーは、まさに「夢のアイテム」と言えるでしょう。「ジャパンキャンピングカーショー」は、そんなキャンピングカーとアウトドア関連の総合展示会として、毎年多くの来場者で賑わいます。
広がるキャンピングカーの世界

筆者もプライベートでキャンプに行くことが多く、キャンピングカーには常に憧れを抱いています。このショーは、その夢を具体的にする最高の機会です。
多種多様なキャンピングカー
バンコン(バンをベースにしたキャンピングカー)、キャブコン(トラックのシャシーにシェルを架装したキャンピングカー)、軽キャンパー(軽自動車ベースのキャンピングカー)、そして牽引式のトレーラーなど、その種類は実に豊富です。家族構成や旅のスタイルに合わせて、最適な一台を見つけることができるでしょう。
最新の快適装備
ポップアップルーフ、ソーラーパネル、リチウムイオンバッテリー、FFヒーター、シャワー、トイレ、キッチンなど、キャンピングカーに搭載される快適装備の進化は目覚ましいものがあります。まるで「動く秘密基地」のような、機能性と居住性を両立させた最新モデルをじっくりと見て回ることができます。
アウトドア関連製品の展示
キャンピングカーだけでなく、キャンプギア、アウトドアウェア、災害時にも役立つポータブル電源など、アウトドアライフを豊かにする様々な製品が展示・販売されます。ショー特価で掘り出し物が見つかることもありますよ。
オーナーズボイスと交流
実際にキャンピングカーを所有しているオーナーの方々の体験談を聞いたり、専門のスタッフから購入に関するアドバイスを受けたりすることも可能です。初心者の方にとっては、キャンピングカーライフのリアルを知る貴重な機会となるでしょう。
新しい旅のスタイルを提案
ペット同伴の旅、ワーケーション、災害時の移動拠点など、キャンピングカーが提供する多様なライフスタイルが提案されます。コロナ禍を経て、密を避けて自由に旅をしたいというニーズが高まる中、キャンピングカーの可能性はますます広がっています。
キャンピングカーは、単なる移動手段ではなく、それ自体が「旅の目的」となり得る存在です。このショーに足を運べば、きっとあなたの旅の概念が変わるはずです。自由気ままなロードトリップ、満点の星空の下での車中泊…想像するだけでもワクワクしてきませんか?ぜひこの機会に、新しい冒険の扉を開いてみてください。
大阪オートメッセ 2026

開催期間:2026年2月7日(金)〜9日(日)(予定)
開催場所:インテックス大阪(大阪)
関西地方のモーターファンにとって、新年の風物詩となっているのが「大阪オートメッセ」です。東京オートサロンと並ぶ、国内最大級のカスタムカーショーであり、その独自のカルチャーと熱気は、毎年多くの来場者を魅了しています。
関西発、熱狂のカスタムシーン

大阪オートメッセは、東京オートサロンとはまた一味違った、関西ならではのエネルギーと個性が溢れるイベントです。
個性豊かなカスタムカーの祭典
関西のカスタムシーンは、独自の進化を遂げてきました。東京とは異なる、よりストリートライクで、ユーザーのライフスタイルに密着した個性的なカスタムカーが多く展示される傾向があります。特に、VIPカーやドレスアップカーの文化は非常に根強く、その進化は毎年目を瞠るものがあります。
メーカー系・ショップ系のブース
国内外の主要自動車メーカーはもちろんのこと、関西圏の有名カスタムショップやチューニングショップが多数出展します。各ショップの最新デモカーや、得意とするジャンルのカスタム車両を間近で見ることができます。
パフォーマンスとエンターテイメント
会場では、ドリフト走行のデモンストレーションや、プロドライバーによるトークショー、ライブパフォーマンスなど、観客を熱狂させるエンターテイメントが多数企画されます。車の魅力を五感で感じられるような仕掛けが満載です。
グッズ販売と掘り出し物
各ブースでは、限定Tシャツやステッカー、ミニカーなどのオリジナルグッズが販売されます。また、パーツメーカーのブースでは、オートメッセ限定の特価品やアウトレット品が見つかることもあり、賢くショッピングを楽しむことができます。
「クルマ離れ」へのアンチテーゼ
若者のクルマ離れが叫ばれる中、大阪オートメッセは、車を単なる移動手段ではなく、「自己表現のツール」として捉える文化を強く発信し続けています。来場する若者たちの熱気を見れば、クルマ文化がまだまだ健在であることを実感できるはずです。
筆者も何度か足を運んでいますが、大阪オートメッセは、何よりもその「活気」が最大の魅力だと感じています。来場者と出展者が一体となって作り上げる、熱狂的な空間は、モーターファンならずとも一度は体験する価値があります。東京オートサロンとは異なる、関西ならではのカスタムカルチャーをぜひ体感し、その魅力にどっぷり浸かってみてください。
国際オートアフターマーケット EXPO 2026 (IAAE)

開催期間:2026年2月12日(木)〜14日(土)
開催場所:東京ビッグサイト(東京)
「国際オートアフターマーケット EXPO (IAAE)」は、自動車の整備、補修、メンテナンス、リサイクルなど、いわゆる「アフターマーケット」に特化した専門展示会です。一般のモーターファンにとっては少し馴染みが薄いかもしれませんが、私たちのカーライフを陰で支える非常に重要な産業が集結する場であり、プロの視点から見ても学ぶことの多いイベントです。
カーライフを支えるプロの技術

自動車が安全に、そして快適に走り続けるためには、新車販売だけでなく、その後のメンテナンスや修理が不可欠です。IAAEは、まさにその「縁の下の力持ち」となる技術と製品の最前線を示してくれます。
最新の整備・点検機器
自動車の診断テスター、タイヤチェンジャー、リフト、各種工具など、プロの整備工場で使用される最新鋭の機器が展示されます。高機能化、省力化、そして安全性向上のための技術革新は日進月歩であり、その進化を間近で見ることができます。
補修部品・用品の新潮流
エンジンオイル、バッテリー、ブレーキパッドなどの消耗品から、外装パーツ、カーケア用品、ドライブレコーダー、カーナビゲーションシステムまで、幅広い補修部品や用品が紹介されます。環境負荷の少ない製品や、長寿命化を実現する新素材の動向にも注目です。
リサイクル・環境技術
使用済み自動車からの部品リサイクル技術、廃油処理、フロン回収など、環境負荷を低減するための取り組みが展示されます。持続可能な自動車社会を実現するための、重要な側面を深く知ることができます。
人材育成とITソリューション
整備士の技術向上を目的とした研修プログラム、自動車業界に特化したITソリューション(顧客管理システム、在庫管理システムなど)も紹介されます。業界全体の効率化と質の向上を支える基盤技術を見ることができます。
専門家向けセミナー・商談会
自動車整備士、板金塗装業者、部品販売業者など、プロフェッショナルを対象としたセミナーや商談会が多数開催されます。業界の最新情報交換や、ビジネスチャンスの創出の場として非常に重要です。筆者も、日頃からお世話になっている取引先の方々と情報交換をするために、毎年訪れています。
IAAEは、一般のドライバーにとっては縁遠いかもしれませんが、あなたの愛車が常に最高のコンディションを保っているのは、ここに集うプロフェッショナルたちの技術と努力の賜物です。車の「維持」という側面に目を向けることで、より深く自動車という存在を理解できるようになるでしょう。もし、車のメンテナンスや修理に興味がある方、あるいは将来、自動車整備の道に進みたいと考えている方がいれば、ぜひ足を運んでみることをお勧めします。
まとめ:2026年年始は、モビリティの未来を体感する絶好の機会!
いかがでしたでしょうか?2026年の年始は、カスタムカーの熱狂から、未来を形作る先端技術、地域に根差したモビリティ、そして自由な旅を叶えるキャンピングカー、さらにはカーライフを支えるアフターマーケットまで、自動車に関わるあらゆる側面を網羅するイベントが目白押しです。
筆者も、これらのイベントを通して、自動車業界の新たなトレンドや技術革新に常にアンテナを張っています。そして、そこで得た知識や感動を、こうして皆さんと共有できることを何よりも嬉しく思います。
ぜひ、興味を持ったイベントに足を運び、ご自身の目で、肌で、モビリティの持つ無限の可能性を感じ取ってください。きっと、あなたのカーライフが、さらに豊かで刺激的なものになること間違いなしです!
さあ、2026年も一緒に、最高のモビリティライフを楽しみましょう!



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