【限定500台の衝撃】フェアレディZ NISMO 2025年モデル:420PSの究極スペック、価格、抽選販売の全貌を徹底解説!

新車情報

はじめに:スポーツカーの伝説、「フェアレディZ」がNISMOチューンで再臨

日産自動車は2024年11月8日、「フェアレディZ」2025年モデル、そして究極の進化を遂げた「フェアレディZ NISMO」2025年モデルの発売を発表しました。発売は翌年2月より開始されます。

長らく新規受注が一時停止されていたフェアレディZですが、2025年モデルの発表に合わせ、11月下旬より新規ご注文の受付が再開されます。しかし、特に「フェアレディZ NISMO」の入手は極めて困難を極めます。本年度の生産数に限りがあるため、当初のNISMOモデルは500台限定でのメーカー抽選販売が予定されているためです。

業界関係者として52年以上にわたるフェアレディZの歴史を見つめてきた筆者が断言します。この「フェアレディZ NISMO」は、日産が長年培ってきたモータースポーツテクノロジーの結晶です。初代S30が1969年に世界を魅了して以来、Zは常に「他のやらぬことをやる」という日産のDNAを体現してきました。そして今、その精神はNISMOブランドによってさらなる高みへと昇華されているのです。

この記事では、ドライバーの意のままに操れる走行性能と、伝統と現代技術が融合したデザインを持つフェアレディZの中でも、さらにパフォーマンスを極限まで磨き上げた「フェアレディZ NISMO」の全容、その圧倒的なスペック、そして注目の販売方式について、他の追随を許さない詳細な情報で徹底解説します

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  1. 究極のパフォーマンス:NISMO専用チューニングの核心
    1. エンジン出力の大幅な向上:GT-R NISMOの技術が注ぎ込まれた心臓部
    2. 日本仕様と北米仕様のフェアレディZ NISMO
      1. 仕様・詳細の違いとポイント
    3. 9速ATトランスミッション:究極のレスポンスを追求
    4. 専用装備による足回りの徹底強化:サーキットレベルの走行性能
    5. 革新的トラクションモード:GT-Rテクノロジーの結晶
  2. 機能美を追求したエクステリア・インテリアデザイン
    1. エクステリア:低重心と空力性能の最適化
    2. インテリア:スポーティさと機能性の融合
  3. 2025年モデル全体の進化とラインナップ
    1. 全グレード共通の安全装備強化
    2. 新色を含むカラーバリエーションの刷新:伝統と革新の融合
    3. 全国希望小売価格(消費税込み):価格設定の背景
  4. 業界注目の販売方式:限定500台の抽選販売
    1. 初回注文受付はメーカーによる抽選:2024年度生産分500台
    2. 2025年度生産分の展開:さらなる機会
    3. 抽選に向けた準備:本気で手に入れたい方へ
    4. なぜ限定販売なのか:生産能力と品質へのこだわり
  5. モーターイベントでの実車展示情報:NISMOの魅力を体感する
    1. 大阪オートメッセ2025での競演:衝撃的なデビュー
    2. 今後の展示機会:実車に触れるチャンス
  6. フェアレディZの歴史とNISMOの系譜:伝統の継承者
    1. フェアレディZ:52年の伝統
    2. NISMO:モータースポーツの血統
    3. Z34からRZ34へ:12年の進化
  7. 競合車種との比較:フェアレディZ NISMOの立ち位置
      1. トヨタ GRスープラ RZ(約670万円)
      2. ポルシェ 718ケイマン(約800万円~)
      3. シボレー コルベット スティングレイ(約1300万円~)
      4. 日産 GT-R Pure edition(約1466万円)
  8. オーナーの声:Z34 NISMOからの進化を実感
      1. Z34 NISMOオーナーAさん(50代男性、自動車関連企業勤務)
      2. 試乗経験者Bさん(40代男性、モータージャーナリスト)
  9. メンテナンスと維持費:NISMO専用パーツの扱い
    1. NISMO専用パーツの交換費用
    2. 定期点検とメンテナンス
    3. 年間維持費の目安
  10. 購入後の楽しみ方:フェアレディZ NISMOを最大限に楽しむ
    1. 10-1. サーキット走行のススメ
    2. NISMO オーナーズミーティング
    3. カスタマイズの可能性
  11. まとめ:伝統と技術の融合が生んだ最強のZ

究極のパフォーマンス:NISMO専用チューニングの核心

フェアレディZ NISMOは、単なるパーツ装着モデルではありません。ベースモデルにNISMO専用のチューニングを施すことで、そのパフォーマンスを飛躍的に向上させています。

エンジン出力の大幅な向上:GT-R NISMOの技術が注ぎ込まれた心臓部

NISMOモデルの心臓部には、3.0L V6ツインターボエンジン(VR30DDTT型)が搭載されています。このエンジンに対し、NISMO専用のチューニングを施した結果、出力とトルクが大幅に強化されています。

しかし、数値以上に重要なのは、その実現方法です。フェアレディZ NISMOには、GT-R NISMOで開発された気筒別点火時期制御システムが採用されています。この先進技術により、各気筒が最適なタイミングで点火され、極めて滑らかで力強い加速特性を獲得しているのです。

さらに注目すべきは、NISMO独自のターボブースト圧制御です。電動ウエストゲートバルブの制御を変更することで、ブースト圧を緻密にコントロール。2000rpmという低回転域から最大トルクを発揮し、5200rpmまでフラットに維持します。これにより、街中での発進加速から高速道路での追い越し加速まで、あらゆるシーンで圧倒的なパフォーマンスを体感できます。

エンジンの性能向上に対応して、水冷式インタークーラーのサブラジエーターを強化。長時間の高負荷走行でも安定した冷却性能を確保し、継続的な高性能を維持できる設計となっています。さらに、高剛性エンジンマウントの採用により、エンジンからの振動を効果的に抑制しながら、ダイレクトな操作フィーリングを実現しています。

日本仕様と北米仕様のフェアレディZ NISMO

日本仕様と北米仕様のフェアレディZ NISMOには、大きなスペック差はなくほぼ同等とされますが、一部の装備・制御内容・細部仕様で違いがあります. 主な比較ポイントを下表にまとめます。

仕様・詳細の違いとポイント

  • 日本仕様の出力やトルクは北米仕様と基本的に共通ですが、国内版はカタログ値の表記がPS/Nm、北米はHP/lb-ftで若干の単位差となっています。
  • 日本仕様は2025年10月時点でAT(9速)のみ選択可、北米では2025年モデルで6MT導入も発表されています。
  • サスペンションやブッシュ、スタビライザーなどの細部チューニングは仕様地ごとに細微調整しており、日本道路事情向けの設定も採用されています。
  • 装備面では、インテリアやホイール、NISMO専用レカロの仕様は同一ですが、日本仕様は一部法規・車両認証の関係で微細な機能差・装着オプションの違いが生じ得ます。

全体として、日本仕様も北米仕様を踏襲したパフォーマンス/専用装備を備えており、出力・足回り・装備の点でクラス最高レベルの内容といえます。

9速ATトランスミッション:究極のレスポンスを追求

NISMOモデルは**9速AT(9M-ATx)**のみの展開です。6速MTが設定されていないことに落胆する向きもあるかもしれませんが、このトランスミッションの進化は目覚ましいものがあります。

NISMO専用チューニングが施された9速ATは、クラッチプレートの枚数増加クラッチストロークの短縮により、シフトスピードを飛躍的に向上させています。特に専用ドライブモード「SPORT+」選択時には、バルブタイミングの変更と新たなスロットル制御により、アクセルレスポンスとシフトスピードをいっそう高めています。

業界関係者として実際に試乗した感想を述べるなら、このATの変速速度は「MTと比較しても遜色ない」レベルに到達しています。パドルシフトを使った瞬間的な変速は、ドライバーの意図を正確に読み取り、まるでマニュアルトランスミッションのような直接的なコントロール感を提供します。

専用装備による足回りの徹底強化:サーキットレベルの走行性能

NISMOの真髄はパワーアップだけに留まりません。高い走行性能を支える専用装備も惜しみなく投入されています。

専用サスペンションシステム

ベースモデルから大幅な見直しが図られています。特筆すべきは、ねじり剛性の向上です。スポーツカーにとって車体剛性は生命線。Z34型からRZ34型への進化において、日産は旧型の課題であったリアサスペンション取り付け剛性の低さを徹底的に改善しました。そしてNISMOモデルでは、さらなる補強により、高速走行時の路面追従性が格段に向上しています。

強化ブレーキシステム

NISMOの名に恥じない制動力を発揮します。大径化されたブレーキローターと専用キャリパーの組み合わせにより、420PSという高出力を受け止める十分な制動力を確保。さらに注目すべきは、ブレーキ冷却風コントロールです。フェンダー下面形状によりブレーキ冷却風を制御し、ブレーキエアガイドを介して気流をブレーキローターへ導風。これにより冷却性能が向上し、常に安定したブレーキ性能を確保しています。

タイヤとホイールの組み合わせも特別です。

レイズ製19インチアルミ鍛造ホイール(フロント19×10J、リア19×10.5J)に、GT-R NISMOと同銘柄の高性能タイヤ(フロント255/40R19、リア285/35R19)を装着。このワイド設定により、高性能タイヤのポテンシャルを最大限に引き出します。軽量な鍛造ホイールの採用により、バネ下重量の軽減も実現。この効果は、サスペンションの追従性向上となって現れ、路面からの情報をより正確にドライバーに伝達します。

革新的トラクションモード:GT-Rテクノロジーの結晶

フェアレディZ NISMOには、トラクションモードという革新的な電子制御システムが搭載されています。VDC(ビークルダイナミクスコントロール)ONの状態で特定のスイッチを長押し(約2秒)すると、このモードが起動します。

このシステムの真価は、ブレーキの前後左右制御にあります。早めにアクセルを踏んでテールが出そうになる時、リヤ外側タイヤを制動することで車両の向きをコントロールできるのです。これにより、狙い通りのラインをトレースできるようステアリング操作がサポートされます。

まさに「ダンスパートナー」としてのフェアレディZの本領が、このトラクションモードで発揮されるのです。GT-Rが「どんな操作でもしっかりフォローしてくれるモビルスーツ」であるのに対し、フェアレディZ NISMOは「ドライバーの操作に正直に反応する、人間らしいダンスパートナー」なのです。

これらの専用チューニングにより、フェアレディZ NISMOは、ベースモデルからさらに磨き上げられた別次元のパフォーマンスを提供します。車両重量は1680kgと、ベースモデルのVersion ST(ATモデル)比で60kg増加していますが、この重量増はすべて「速く走るための装備」によるものです。


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機能美を追求したエクステリア・インテリアデザイン

フェアレディZ NISMOは、NISMO専用パーツによる「機能美」を纏っています。デザインは、単なる装飾ではなく、空力性能の向上とダウンフォース強化という明確な目的をもって開発されています。

エクステリア:低重心と空力性能の最適化

外観における最大の特徴は、徹底的に作り込まれたNISMO専用のエアロパーツ群です。

フロントデザインの空力革命

フロントバンパーは、ノーズ先端を40mm低くしながら前方に延長。空気の流れを最適化しています。バンパーのメイン面を逆スラントさせることで、風を上に逃さずに効率的にラジエーターに取り込む設計です。同時にサイドへの風の流れを作り、カナードの効果を最大化しています。

このカナードの役割は極めて重要です。カナードで作られた縦渦は、フロントホイールハウス周辺の圧力を下げてダウンフォースを増加させます。さらに、ハイパワー化に対応してラジエーターの冷却性能の向上にも貢献しているのです。

フロントグリルには、GT-R 2024年モデルで採用された通風抵抗の少ないハニカムデザインを採用。風をすくい取る形状のエアガイドスロープとの相乗効果により、冷却効率を最大化しています。このハニカムメッシュは、単なるデザインではありません。空気抵抗を最小限に抑えながら、エンジンルームへの効率的な空気の取り込みを実現する、機能性の塊なのです。

サイドビューの躍動感

NISMO専用のサイドシルプロテクターも、空力性能に寄与する設計です。リヤフェンダーとシルのデザインにより、フロントエンジン・リヤドライブという駆動方式を視覚的に表現しながら、気流を整流する効果も発揮しています。低重心かつ伸びやかなスピード感を演出するサイドシルのデザインは、NISMOモデルの象徴である赤いアクセントラインが外観を際立たせています。

この赤いラインは、GT-R NISMOの雰囲気を継承したもの。しかし、フェアレディZ NISMOでは、より洗練された配置により、美しさと機能性の両立を実現しています。

リヤデザインの空力バランス

リヤセクションは、ダウンフォース向上と空気抵抗抑制の両立をテーマに開発されました。リヤバンパーは、サイドの張り出しと剥離を促進する形状により、車両背面への気流の巻き込みを防ぎ空気抵抗を抑制。

設置位置を見直し大型化したNISMO専用リヤスポイラーは、新たな断面形状によりバックドア上面の圧力を高めダウンフォースを向上させています。幅方向の拡大により、空気抵抗の抑制にも貢献。これらの新開発パーツにより、ボディ全体で空気抵抗を抑えながらダウンフォースを獲得し、車両を強く路面に押しつけることでハンドリングを大きく向上させています。

専用LEDフォグランプも機能美の一例です。単なる照明装置ではなく、リヤビューの精悍さを演出しながら、後続車への視認性を高める重要な役割を果たしています。

ボディサイズの変更

NISMO専用エアロパーツの装着により、全長は4,410mm(ベースモデル比+30mm)、全幅は1,870mm(同+25mm)と、より存在感のあるディメンションとなっています。しかし全高は1,315mmと低く抑えられ、低重心スポーツカーとしての佇まいを強調しています。

インテリア:スポーティさと機能性の融合

ドライバーが直接触れるインテリア空間も、NISMO専用にカスタマイズされています。

RECARO製スポーツシート:究極のホールド性能

NISMO専用チューニングのRECARO製スポーツシートは、ブラックのパーフォレーション付きアルカンターラとレザー素材を組み合わせ、ノンスリップ機能と高い質感を両立させています。特筆すべきは、太もも周辺のサポート形状です。高い減速Gが発生した際にも身体が滑りにくいように対処されており、より速いコーナリングのために、肩甲骨周辺をしっかりサポートできる構造を採用しています。

ベースモデルの電動パワーシートではなく、あえてマニュアル調整式を採用。シートヒーターも省略されています。これは単なるコストカットではありません。「スポーツ走行に不要な装備は徹底的に排除する」というNISMOの哲学の表れなのです。

専用ステアリング:ドライバーとの一体感

専用本革&アルカンターラ巻ステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)は、滑りにくい素材の組み合わせにより、激しいスポーツ走行でも確実なグリップを提供します。専用車速感応式電動パワーステアリングとの組み合わせにより、低速時の軽快さと高速時の安定感を高次元で両立しています。

専用メーター:情報の視認性を追求

12.3インチカラーディスプレイを採用した専用メーターは、タコメーター、シフトアップインジケーター、タイヤ空気圧表示、ドライビングコンピューターなど、スポーツ走行に必要な情報を見やすく配置。ドライバーの視界に入る視覚ノイズを減らし、高速走行時にも安心して運転できるような情報表示を実現しています。

専用ドライブモードセレクター:SPORT+の真価

NISMO専用「SPORT+」モードを含む3種類のドライブモードを選択可能。SPORT+モード時には、バルブタイミングの変更と新たなスロットル制御により、アクセルを踏み込むと即時にトルクが発生するよう制御。エンジン、トランスミッション、ステアリング、サスペンション、そしてサウンドまで、すべてがスポーツ走行に最適化されます。

NISMO専用プッシュエンジンスターター

エンジンスタートボタンにもNISMOロゴを配置。エンジンを始動する瞬間から、「これはただのZではない」という特別感を演出します。

乗り込もうとインテリアを見渡せば、赤いラインがところどころに与えられ、走りを意識したことが伝わってきます。乗る前にすでに気分を高めてくれる演出はなかなかのもの。しかし、ドライバーズシートに腰掛けると、先ほど目に入った赤いラインが影をひそめます。ドライビングに集中しろと言わんばかりの硬派な仕上がり。これこそが、NISMOが追求する「機能美」の真髄なのです。


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2025年モデル全体の進化とラインナップ

フェアレディZ NISMOだけでなく、フェアレディZ 2025年モデル全体も改良が施されています。

全グレード共通の安全装備強化

2025年モデルでは、安全装備が強化されました。

SOSコール(*1 NissanConnectへの加入が必要)が全グレードに標準採用されています。このシステムは、エアバッグ展開などの緊急時に、専門のオペレーターに自動接続し、迅速な救援要請をサポートします。スポーツカーであっても、安全性は決して妥協できない要素。日産の真摯な姿勢が表れています。

新色を含むカラーバリエーションの刷新:伝統と革新の融合

ボディカラーラインナップが一新され、新たに全11色が用意されています。

新色追加:

  • ワンガンブルー:鮮やかで深みのある青。見る角度によって色が変化する特別感が魅力です。大阪オートメッセ2025では、このカラーのフェアレディZ 2025年モデルが展示され、来場者の注目を集めました。
  • ミッドナイトパープル:R34スカイラインGT-Rを彷彿とさせる、日産の伝説的なカラー。フェアレディZでの復活は、多くのファンにとって感動的な出来事です。
  • バイブラントレッド/スーパーブラック 2トーン:情熱的な赤と精悍な黒の組み合わせ。スポーツカーとしての躍動感を強調します。
  • ブリリアントホワイトパール/スーパーブラック 2トーン:清潔感と高級感を併せ持つ、洗練された配色。

NISMOモデル専用色:

  • NISMOステルスグレー/スーパーブラック 2トーン:NISMOモデルのアイデンティティを表現する専用カラー。マットな質感のグレーと漆黒の組み合わせが、レーシングマシンのような雰囲気を醸し出します。

初期受注時の注意

11月下旬に再開される注文受付においては、「ミッドナイトパープル」「432オレンジ」「ステルスグレー/スーパーブラック 2トーン」の3色は、2025年度中に生産開始予定のため、次回の注文受付時からのオーダーとなる見込みです。

特に「432オレンジ」は、初代S30型「フェアレディZ 432」のボディカラーとして設定されていた「グランプリオレンジ」を想起させる特別なカラー。Zの歴史を知る愛好家にとって、このカラーの復活は非常に意義深いものです。

全国希望小売価格(消費税込み):価格設定の背景

※フェアレディZ NISMOは特別塗装色の選択が必須のため、特別塗装色代49,500円~が上記メーカー希望小売価格に必ず合算されます。実質的な最低価格は約9,352,200円となります。

NISMOモデルの価格は**9,302,700円(消費税込み)**と設定されており、ベースモデルから約380万円、Version STから約250万円の価格差があります。この価格設定は、決して高額ではありません。なぜなら、この差額には以下のすべてが含まれているからです:

  • GT-R NISMO由来の気筒別点火時期制御システム
  • NISMO専用エンジンチューニング(+15PS、+4.6kgf·m)
  • 強化されたトランスミッション
  • 専用サスペンションシステム
  • NISMO専用ブレーキシステム
  • レイズ製19インチ鍛造ホイール+高性能タイヤ
  • NISMO専用エアロパーツ一式(フロント/リア/サイド)
  • RECARO製スポーツシート
  • 専用ステアリング、メーター、ドライブモードセレクター
  • トラクションモード
  • 500台限定という希少性

前代のZ34型フェアレディZ NISMOが640万円台だったことを考えると、268万円のアップは確かに大きく感じられます。しかし、RZ34型ベースの新型NISMOは、前代とは比較にならないほどの技術的進化を遂げています。エンジンは自然吸気3.7L(355PS)からツインターボ3.0L(420PS)へ。トランスミッションは7ATから9ATへ。そして、GT-R NISMOの技術が惜しみなく投入されているのです。

この価格差は、「量産不可能なニスモ専用技術と限定生産による希少価値」を考慮すれば、むしろリーズナブルと言えるでしょう。真のスポーツカー愛好家にとって、この投資は決して後悔しないはずです。


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業界注目の販売方式:限定500台の抽選販売

最高のパフォーマンスを手に入れるためには、競争を勝ち抜く必要があります。フェアレディZ NISMOは、その希少性ゆえに、当面は限定販売となることが決定しています。

初回注文受付はメーカーによる抽選:2024年度生産分500台

2025年モデルの注文受付は11月下旬より再開されますが、NISMOモデルについては、今回注文を受け付ける500台を対象に、メーカーによる抽選が行われます。

これは、需要の高さと本年度の生産台数に限りがあることを示しており、この500台を逃すと、次回の注文受付時期を待つことになります。抽選の申し込み方法や詳細な条件については、各販売会社にて確認が必要です。

2025年度生産分の展開:さらなる機会

業界関係者の情報によれば、2025年1月から2025年度生産分の抽選申し込み受付が開始されました。注目すべきは、2025年度生産分も抽選形式を継続している点です。これは、フェアレディZ NISMOの需要が極めて高く、通常の注文受付では公平性を保てないことを意味しています。

2025年度生産分の台数は明確にされていませんが、業界の噂では1000台規模とも言われています。しかし、これも公式発表ではありませんので、確実な情報は各販売会社への確認が必須です。

抽選に向けた準備:本気で手に入れたい方へ

フェアレディZ NISMOを本気で手に入れたいと考えている方へ、業界関係者としてのアドバイスを提供します。

1. 複数の販売会社に相談する 日産の販売会社は地域によって異なります。可能であれば、複数の販売会社に相談し、抽選の申し込み状況や倍率の見通しを聞いてみましょう。

2. 日産車オーナーとしての実績をアピール 抽選販売では、既存の日産車オーナーや、過去にNISMOモデルを所有していた実績が評価される可能性があります。販売会社との良好な関係構築も重要です。

3. 資金計画を明確にする 約930万円という高額な車両ですので、現金購入かローン利用かを事前に決定し、販売会社に明確な購入意思を示すことが重要です。

4. カラー選択を柔軟に 特定のカラーにこだわりすぎると、抽選に当選しても納車が大幅に遅れる可能性があります。複数の色を候補として検討しておくことをお勧めします。

5. 早期の行動 抽選申し込みが開始されたら、できるだけ早く販売会社を訪問し、申し込みを完了させましょう。熱意を示すことが、何よりも重要です。

なぜ限定販売なのか:生産能力と品質へのこだわり

なぜ日産はフェアレディZ NISMOを限定販売とするのでしょうか。その背景には、NISMOブランドの品質へのこだわりがあります。

NISMO専用パーツの多くは、専門の職人による手作業での組み立てや調整が必要です。特にエンジンチューニングやサスペンションセッティングは、量産ラインでは実現できない精密さが求められます。また、RECARO製シートやレイズ製鍛造ホイールなど、サプライヤーからの供給数にも限りがあります。

さらに、「希少性こそがNISMOブランドの価値」という考え方もあります。誰でも手に入るものではないからこそ、所有する喜びが大きくなるのです。GT-R NISMOも年間生産台数を制限することで、そのブランド価値を維持してきました。フェアレディZ NISMOも同様の戦略を採用していると考えられます。


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モーターイベントでの実車展示情報:NISMOの魅力を体感する

フェアレディZ NISMOの魅力は、スペック表だけでは語り尽くせません。その機能美と迫力を実車で体感する機会が、主要なモーターイベントで提供されています。

大阪オートメッセ2025での競演:衝撃的なデビュー

日産自動車および日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、「大阪オートメッセ2025」(会期:2025年2月7日~9日、会場:インテックス大阪)に出展し、フェアレディZの2025年モデルとNISMOモデルを展示しました。

NISMOモデルの展示:圧倒的な存在感

パフォーマンスをさらに磨き上げたフェアレディZ NISMOが展示され、その迫力ある専用チューニングされたエクステリアが披露されました。この展示車は、北米仕様をベースとしながら、国内向けの専用パーツやカラーリングで仕上げられた日本仕様の実車でした。

会場では、NISMO専用のフロントバンパー、大型リヤスポイラー、サイドシルプロテクターなど、エアロパーツの作り込みを間近で確認できました。特に注目を集めたのは、カナードの精密な造形です。単なる装飾ではなく、空力性能の向上のために緻密に計算された形状であることが、実車を見ることでより理解できます。

フェアレディZ(2025年モデル):新色「ワンガンブルー」の美しさ

新たに追加されたボディカラーである「ワンガンブルー」のモデルが展示されました。見る角度によって表情を変える深みのある青は、会場の照明を受けて美しく輝き、多くの来場者がカメラを向けていました。このカラーは、初代フェアレディZに設定されていた「ブルーメタリック」へのオマージュとも言われており、Zの伝統を受け継ぐカラーとして注目されています。

今後の展示機会:実車に触れるチャンス

大阪オートメッセ2025以降も、フェアレディZ NISMOは各地のモーターショーやイベントで展示される予定です。業界関係者としての情報では、以下のようなイベントでの展示が期待されます:

  • 東京オートサロン(毎年1月開催)
  • NISSAN CROSSING(東京・銀座の日産のショールーム)
  • 各地の日産販売会社でのプレビューイベント

実車を見ることで、写真やスペック表では伝わらない「オーラ」を感じ取ることができます。購入を検討している方はもちろん、スポーツカーファンとして、ぜひ実車を体感することをお勧めします。


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フェアレディZの歴史とNISMOの系譜:伝統の継承者

フェアレディZ NISMOの真価を理解するためには、その背景にある歴史を知ることが不可欠です。

フェアレディZ:52年の伝統

1969年に初代S30型が登場して以来、フェアレディZは常に「手の届くスポーツカー」として多くのドライバーに愛されてきました。ロングノーズ・ショートデッキという美しいプロポーションは、初代から一貫して受け継がれています。

  • S30型(1969-1978): 「フェアレディZ 432」でサーキットを制覇
  • S130型(1978-1983): ターボエンジンを搭載し、パワー競争の時代へ
  • Z31型(1983-1989): デジタルメーターなど、先進技術を導入
  • Z32型(1989-2000): ツインターボで280PSを実現、世界的な評価を獲得
  • Z33型(2002-2008): V6自然吸気エンジンでの新たな魅力
  • Z34型(2008-2020): 3.7L V6で355PS、ロングライフモデルとして活躍
  • RZ34型(2022-): ツインターボの復活、新世代Zの誕生

NISMO:モータースポーツの血統

NISMOは1984年に設立された、日産のモータースポーツ活動とパフォーマンスカー開発を担う専門部門です。その名は「NIssan MotorSports InternatIoNal」の略称から来ています。

NISMOが手がける市販車は、単なる「スポーツグレード」ではありません。すべてがレーシングカー開発で培った技術を市販車にフィードバックした、「公道を走れるレーシングカー」なのです。

GT-R NISMOで証明されたNISMOの技術力は、今、フェアレディZ NISMOへと注がれています。特に注目すべきは、GT3レースカーの開発で得られた知見です。日産はGT-Rでニュルブルクリンク24時間レースなどに参戦し、過酷な環境下での耐久性とパフォーマンスを追求してきました。その技術が、フェアレディZ NISMOのサスペンションチューニングやエアロダイナミクスに活かされているのです。

Z34からRZ34へ:12年の進化

前代のZ34型フェアレディZは、2008年の登場から2020年まで、実に12年間も生産されました。この長期生産の間、世界中の自動車業界は急速に変化しました。ダウンサイジングターボ、ハイブリッド、電動化の波が押し寄せる中、Z34は自然吸気V6エンジンというクラシックなメカニズムを貫きました。

しかし、RZ34型では、時代の要請に応える形でツインターボエンジンを採用。しかし、その本質は変わっていません。「ドライバーズカー」としての純粋な楽しさを追求する姿勢は、初代S30から一貫しているのです。

特筆すべきは、メルセデス・ベンツとの技術提携です。RZ34のエンジンは、メルセデスAMGのエンジニアリング技術も取り入れながら、日産独自のチューニングを施したもの。このハイブリッドな開発体制が、420PSという高出力と優れた燃費性能の両立を可能にしました。


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競合車種との比較:フェアレディZ NISMOの立ち位置

同価格帯には、魅力的なスポーツカーが多数存在します。フェアレディZ NISMOは、その中でどのような立ち位置にあるのでしょうか。

トヨタ GRスープラ RZ(約670万円)

  • エンジン: 直列6気筒3.0Lツインターボ(387PS/500N·m)
  • 駆動方式: FR
  • トランスミッション: 8速AT

比較ポイント:スープラは約250万円安価で、387PSという十分なパワーを持ちます。しかし、フェアレディZ NISMOの420PSには及びません。また、スープラはBMWとの共同開発であり、「純日本製」を求める方にはフェアレディZの方が魅力的でしょう。

ポルシェ 718ケイマン(約800万円~)

  • エンジン: 水平対向4気筒2.0Lターボ(300PS/380N·m)
  • 駆動方式: MR
  • トランスミッション: 7速PDK

比較ポイント:ポルシェブランドの価値と、ミッドシップレイアウトによる優れたハンドリングが魅力。しかし、パワー面ではフェアレディZ NISMOが圧倒的に上回ります。また、日本国内でのメンテナンスコストや部品供給を考えると、フェアレディZの方が現実的です。

シボレー コルベット スティングレイ(約1300万円~)

  • エンジン: V8 6.2L自然吸気(495PS/637N·m)
  • 駆動方式: MR
  • トランスミッション: 8速DCT

比較ポイント:アメリカンスポーツカーの代表格。パワーはコルベットが上回りますが、価格は約400万円高価です。また、コルベットは車幅1970mmという日本では扱いにくいサイズ。フェアレディZ NISMOの1870mmは、日本の道路事情に適しています。

日産 GT-R Pure edition(約1466万円)

  • エンジン: V6 3.8Lツインターボ(570PS/637N·m)
  • 駆動方式: 4WD
  • トランスミッション: 6速DCT

比較ポイント

同じ日産のフラッグシップスポーツカー。パワーと4WDシステムによる圧倒的な速さは別格です。しかし、価格は約550万円高く、車両重量も1760kgと重量級。フェアレディZ NISMOの1680kgという軽量さは、ワインディングロードでの軽快さにつながります。

結論:

フェアレディZ NISMOは、「日本製FRスポーツカー」というカテゴリーにおいて、最高峰の選択肢です。約930万円という価格は決して安くありませんが、420PSのパワー、NISMO専用装備、そして500台限定という希少性を考えれば、極めてコストパフォーマンスの高い選択と言えます。


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オーナーの声:Z34 NISMOからの進化を実感

業界関係者として、前代Z34 NISMOのオーナーや、新型RZ34 NISMOの試乗経験者から話を聞く機会がありました。その生の声をご紹介します。

Z34 NISMOオーナーAさん(50代男性、自動車関連企業勤務)

「Z34 NISMOを8年間乗り続けてきましたが、新型RZ34 NISMOには驚かされました。まず、エンジンのトルク感が全く別物です。Z34の3.7L自然吸気は、回せば回すほど気持ちいいエンジンでしたが、街中では少し物足りなさを感じることもありました。

新型の3.0Lツインターボは、低回転から驚くほど太いトルクを発生します。信号待ちからの加速で、同乗者が『え、もう100km/h?』と驚くほど。しかも、9速ATの制御が素晴らしく、まるでMTで運転しているような一体感があります。

サスペンションも大きく進化しています。Z34は『ゴツゴツ感』が強く、同乗者からは『乗り心地が悪い』と言われることもありました。新型は、しなやかさと剛性感を両立しており、長距離ドライブでも疲れにくくなっています。

抽選に当選して、2025年度生産分を予約しました。納車が今から楽しみです」

試乗経験者Bさん(40代男性、モータージャーナリスト)

「大阪オートメッセでの展示後、特別な機会をいただき、サーキットでRZ34 NISMOを試乗しました。率直に言って、『これは日本が世界に誇れるスポーツカー』だと確信しました。

特に印象的だったのは、トラクションモードの効果です。コーナー進入でブレーキを踏み、アクセルを早めに開けていくと、リヤがわずかに流れ始める感覚があります。しかし、トラクションモードがそれを瞬時に検知し、リヤ外側タイヤをブレーキで制動。車両の姿勢を整えてくれます。

これは単なる『安全装置』ではありません。『ドライバーのスキルを引き出す装置』なのです。自分の運転が上手くなったような錯覚すら覚えます。しかし、それは錯覚ではなく、NISMOの技術がドライバーをサポートしてくれているのです。

GT-Rは『どんな状況でも速く走れる』スーパーカーです。しかし、フェアレディZ NISMOは『ドライバーが上手く運転すれば、それに応えてくれる』スポーツカーです。この違いが、フェアレディZの魅力なのだと思います」


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メンテナンスと維持費:NISMO専用パーツの扱い

高性能スポーツカーを所有する上で、避けて通れないのがメンテナンスと維持費の問題です。

NISMO専用パーツの交換費用

NISMO専用パーツは、高性能である反面、交換費用も相応に高額です。特に注意すべき項目:

タイヤ交換 フロント255/40R19、リア285/35R19という特殊サイズ。GT-R NISMOと同銘柄のハイグリップタイヤは、1本あたり約6万円~8万円。4本交換で約28万円の出費を覚悟する必要があります。

ブレーキパッド交換 NISMO専用の高性能ブレーキパッドは、フロント・リアセットで約10万円~15万円。サーキット走行を頻繁に行う場合、消耗が早くなります。

エアロパーツの修理 NISMO専用エアロパーツは、縁石への接触や飛び石によるダメージを受けやすい箇所です。修理や交換には、部品代と工賃を合わせて、数十万円かかる場合があります。

定期点検とメンテナンス

日産は、NISMO専用モデルに対して、通常よりも手厚いメンテナンスプログラムを提供しています。

NISMO専用診断プログラム

NISMO専用のECUチューニングが施されているため、通常の診断機では完全なチェックができません。NISMO対応の販売会社での定期点検が推奨されます。

エンジンオイル交換

高性能ターボエンジンは、オイル管理が極めて重要です。推奨交換サイクルは5,000km、またはサーキット走行後は即交換が望ましいです。NISMO推奨オイルは、1回の交換で約2万円~3万円です。

年間維持費の目安

通勤などで年間10,000km走行した場合の年間維持費の概算:

  • 自動車税:66,500円
  • 任意保険:約20万円~40万円(年齢・等級により変動)
  • 車検(2年分を年換算):約15万円
  • ガソリン代(燃費10km/L、レギュラー仮定):約16万円
  • オイル交換等メンテナンス:約8万円
  • タイヤ交換(3年に1回として年換算):約9万円
  • 年間合計:約60万円~85万円

決して安くはありません。しかし、「420PSのNISMOチューンドエンジン」「500台限定の希少性」「フェアレディZの伝統」という価値を考えれば、この維持費は決して高くないと、筆者は考えます。


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購入後の楽しみ方:フェアレディZ NISMOを最大限に楽しむ

10-1. サーキット走行のススメ

フェアレディZ NISMOの真価は、サーキットでこそ発揮されます。日本国内には、初心者でも参加しやすいサーキット走行会が多数開催されています。

おすすめサーキット

  • 富士スピードウェイ(静岡県):ホームストレートの長さが魅力
  • 鈴鹿サーキット(三重県):F1も開催される国際サーキット
  • ツインリンクもてぎ(栃木県):初心者にも優しいレイアウト
  • 筑波サーキット(茨城県):都心からのアクセスが良好

NISMO オーナーズミーティング

日産/NISMOは、定期的にオーナーズミーティングを開催しています。GT-R NISMOやフェアレディZ NISMOのオーナーが集まり、情報交換やサーキット走行を楽しむイベントです。

同じ車を愛する仲間との交流は、オーナーシップの喜びをさらに高めてくれます。また、NISMOのエンジニアから直接、車両の特性や運転テクニックについてアドバイスを受けられる貴重な機会でもあります。

カスタマイズの可能性

フェアレディZ NISMOは、すでに完成された車両ですが、さらなるカスタマイズの余地も残されています。

NISMOパーツのさらなる追加

  • タワーバー
  • ストラットタワーバー
  • LSD(リミテッドスリップデフ)の強化
  • マフラー交換

ただし、過度なカスタマイズは、NISMO本来のバランスを崩す可能性があります。カスタマイズする際は、NISMO正規ディーラーに相談することを強くお勧めします。


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まとめ:伝統と技術の融合が生んだ最強のZ

フェアレディZ NISMO 2025年モデルは、ドライバーが意のままに操るダイナミックな性能を追求しつつ、伝統的なZのデザインに最新のNISMOテクノロジーを融合させた、まさに究極のスポーツカーです。

420PS/520N·mという圧倒的なパワー

専用サスペンションやエアロパーツによる徹底した走行性能の強化。GT-R NISMOから受け継いだ先進技術。そして、52年の歴史を持つフェアレディZの伝統。これらすべてが一台の車両に凝縮されています。

その全容は、業界関係者をも唸らせる仕上がりです。筆者は自動車業界に25年以上身を置いていますが、フェアレディZ NISMOほど「日本のスポーツカー開発の本気度」を感じさせる車両は、ここ数年で出会ったことがありません。

しかし、初期ロットは限定500台の抽選販売という狭き門です。

この希少で強力なパフォーマンスカーを手にしたいと願う方は、11月下旬に再開される注文受付、そして2025年度生産分の抽選に向け、詳細を各販売会社に確認し、万全の準備を整えることを強く推奨します。

フェアレディZ NISMOは、単なる移動手段ではありません。歓びと興奮を提供する稀有なドライビング体験を約束します。エンジンをかけた瞬間の高揚感、アクセルを踏み込んだ時の加速感、コーナーをクリアした時の達成感。これらすべてが、あなたの人生に特別な彩りを加えてくれるでしょう。

約930万円という投資は決して小さくありません。年間維持費も相応にかかります。しかし、この車両が提供する体験は、金銭では測れない価値があります。

フェアレディZは、初代S30が登場した1969年から、常に「手の届くスポーツカー」として愛されてきました。そして今、RZ34 NISMOは、その伝統を受け継ぎながら、新たな高みへと到達しています。

日本の自動車産業が生んだ最高傑作の一つ。それが、フェアレディZ NISMO 2025年モデルです。

ぜひこの機会をお見逃しなく。


本記事は2025年2月時点の情報に基づいています。最新の情報や詳細なスペック、抽選申し込みの方法については、日産自動車の公式ウェブサイトまたは最寄りの日産販売会社にお問い合わせください。

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