広島の初夏を彩るビッグイベント、**「広島キャンピングカーフェア2026」**がいよいよ開幕します。自動車業界に身を置く筆者から見ても、近年のキャンピングカー市場の勢いは別格です。アウトドア・車中泊ブームに始まり、テレワーク・ワーケーション需要、さらには災害時の移動式避難拠点としての機能まで、キャンピングカーへの社会的注目はかつてないほど高まっています。
日本RV協会の年次報告書(2025年)によれば、国内キャンピングカーの累積保有台数は2025年時点で173,000台に達し、前年比8,000台増という過去最高を更新しました。国土面積がほぼ同じドイツでは約160万台が保有されていることを踏まえると、日本市場にはまだ約10倍の成長余地があるとも試算されています。グローバルに目を向けても、世界のキャンピングカー・モーターホーム市場は2026年時点で約636億ドル規模と推計され、2031年には886億ドルへと拡大する見通し(CAGR約6.84%)です。「一部の好事家の乗り物」というイメージはもはや過去のものであり、キャンピングカーは今まさに「新しいライフスタイルのインフラ」へと進化しつつあります。
中四国エリア最大級のキャンピングカーイベントである本フェアは、その最先端のトレンドを体感し、自分にぴったりの「動く家」を見つける絶好の機会です。今回は第27回目という節目の開催でもあります。本記事では、業界関係者の目線で本イベントの魅力と、足を運ぶ前に知っておきたい詳細情報を、他のどのサイトよりも深く・広く解説します。ぜひ最後までお付き合いください。
イベント開催概要とチケット購入ガイド|賢い入場術まで完全解説
基本情報:日程・会場・時間
「広島キャンピングカーフェア2026」は、2026年5月30日(土)・31日(日)の2日間、広島市中小企業会館総合展示館(広島市西区商工センター1丁目14-1)にて開催されます。開場時間は両日とも10:00〜17:00。屋内会場での開催となるため、雨天でも安心して来場できるのが大きなポイントです。夏日が近づく広島の5月下旬において、空調の効いた屋内で100台超の実車を見比べられる環境は、体力的にも非常にありがたい設計といえます。
主催は広島キャンピングカーフェア実行委員会。今回のテーマは「くるま旅」を軸とした、従来の枠にとらわれない旅の普及です。レジャー・レクリエーションだけでなく、テレワーク・ワーケーションや災害時の避難拠点としてのキャンピングカーの多面的な活用にも焦点を当てているのが第27回の特徴です。
チケット種別と料金:電子チケットが断然お得
| 種 別 | 料 金 |
|---|---|
| 前売券(電子チケットのみ) | 600円 |
| 当日券(電子チケット) | 800円 |
| 当日券(紙チケット) | 1,000円 |
| 小学生以下 | 無料 |
| 障がい者手帳所持者本人+付添1名 | 無料(窓口提示) |
チケット購入で最もお得なのは、**前売りの電子チケット(600円)**です。紙の当日券と比べると400円もの差があり、家族4人で来場した場合は合計で1,600円の節約になります。電子チケットは日本RV協会チケットセンターをはじめ、スマートフォンから手軽に購入可能。電子もぎりによる入場で当日の混雑回避にも直結するため、事前購入は一石二鳥です。
なお、小学生以下は無料・チケット不要のため、小さなお子さん連れのファミリーは大人分だけ購入すれば入場できます。
アクセスと駐車場:公共交通機関の利用を強く推奨
会場となる広島市中小企業会館総合展示館へのアクセスは、以下のとおりです。
ただし、事務局は公共交通機関の利用を強く呼びかけています。会場の無料駐車場には台数に限りがあるため、週末の人気イベントでは早々に満車となることが予想されます。車で来場を検討されている方は、周辺のコインパーキングを事前にリサーチしておくことをおすすめします。
また、会場駐車場での車中泊(仮眠含む)は禁止されていますので、ご注意ください。これはイベント終了後も含めたルールです。


自動車業界関係者が語る「2026年フェアの焦点と最注目モデル」
なぜ今、キャンピングカーなのか|市場背景から読み解く
冒頭でも触れましたが、日本のキャンピングカー市場は今まさに変革期にあります。かつては「富裕層の趣味」や「定年退職後のゆとりの乗り物」というイメージが強かったキャンピングカーですが、その購入者層は急速に若返っています。グローバルデータによれば、RV購入者の平均年齢は53歳から49歳へと低下しており、ミレニアル世代・Z世代が新たな顧客層として台頭してきています。
背景にあるのは、コロナ禍以降に加速した「密を避けた旅行スタイルへのシフト」と「テレワーク・ノマドワーク文化の定着」です。キャンピングカーは宿泊費を大幅に抑えながら、旅先で電源・Wi-Fi・ベッドを確保できる「動くオフィス兼宿」として、現役世代の実用的な選択肢になりつつあります。日本RV協会の調査では、キャンピングカー購入者の旅行時平均支出は「3〜6万円」が最多(43.8%)を占めており、宿泊費を節約した分を観光・グルメに投資するスタイルが主流となっています。
さらに近年、社会的に大きな関心を集めているのが防災・避難用途です。南海トラフ地震への備えが叫ばれる中四国エリアにおいて、キャンピングカーはインフラが途絶した状況でも自立して生活できる「走る避難シェルター」として注目されています。今回のフェアがレジャー用途に加えて「災害時の避難拠点」という切り口を前面に打ち出しているのは、まさにこのような社会的背景を反映しているのです。
出展ビルダー紹介:バラエティ豊かな顔ぶれ

今回のフェアには、国内の主要キャンピングカービルダーから地域密着型のディーラーまで、多彩な企業が出展します。
VANTECH(バンテック)

キャブコンの老舗ブランドとして、品質と信頼性で高い評価を誇るVANTECH。ハイエースベースの架装を得意とし、居住性・耐久性・リセールバリューの高さから根強いファンを持ちます。フェアでは最新モデルを複数台展示予定で、特に内装の質感やレイアウトのバリエーションは実車で確かめる価値があります。
https://www.vantech.jp/
デルタリンク

キャブコンからバンコンまで幅広い車種を扱うデルタリンク。豊富なラインナップと全国規模のサポートネットワークが特徴で、初めてキャンピングカーを検討する方にとっては相談のしやすさも魅力のひとつです。
https://www.delta-link.co.jp/
キャンピングカー広島

地元広島を拠点とするキャンピングカービルダーで、「コンパクトキャンピングカー」にこだわった独自路線が魅力。今回の目玉は、NV200をベースとした**「ポップ・コン eE クールパッケージ」**の展示です。顧客の熱望に応えて開発されたルームエアコン搭載モデルで、高効率リチウムイオンバッテリーとソーラーチャージシステムを標準装備。広島の酷暑にも対応できる実用性の高さで、業界内でも注目の一台です。「2人旅」をコンセプトとした「eE」シリーズのスタイリッシュな世界観も、ぜひ実車で体感してください。
http://www.cc-hiro.co.jp/
ライフウォーク(LIFEWALK)

岡山を拠点に修理・リノベーション・新車中古車販売を手がけるライフウォーク。今回は日産キャラバンをベースにした新モデルを引っさげての出展となります。電子レンジ・冷蔵庫などを標準装備した快適装備が特徴で、広島県での出展は大きな注目を集めることが予想されます。
https://www.lifewalk.co.jp/
az-max(アズマックス)

埼玉県越谷市を拠点とする軽キャンピングカー専門ビルダー。全国各地のフェアに積極的に出展しており、今回も広島に登場します。「軽自動車ベースのキャンピングカー」という選択肢に関心のある方は、ぜひブースに立ち寄ってみてください。
https://az-max.co.jp/
2026年の最注目トレンド「クールパッケージ」の衝撃
近年のキャンピングカー業界で最も熱いキーワードのひとつが、**「クールパッケージ」**の充実化です。従来のキャンピングカーにおける夏場の車内温度問題は、愛好家の間で長年の課題でした。今回のフェアでは、その課題に正面から向き合った最新モデルが続々と登場します。
注目点を整理すると、以下のような技術トレンドが各社のモデルに反映されています。
さらに世界的なトレンドとして、電動キャンピングカーへの関心も急速に高まっています。グローバル調査によれば、**電動・オフロード対応キャンピングカーへの新規購買関心は35%**に達しており、日本国内でもEVシャーシを活用した架装の研究開発が進んでいます。今回のフェアで見られる最新モデルは、こうした技術革新の最前線を体感できる場でもあります。
キャブコン・バンコン・軽キャンパー|初めての方向けタイプ別早わかりガイド
キャンピングカーには大きく分けて複数のスタイルがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。初めてフェアに来場される方向けに、業界人目線で簡潔に整理します。
キャブコン(キャブコンバージョン)
トラック(ハイエースや小型トラック)のキャブ上部にバンクベッドを設けた、いわゆる「キャンピングカーらしいキャンピングカー」。居住スペースが広く、常設ベッドやトイレ・シャワーを設置できるモデルも多い。家族4〜5人のファミリー旅行に最適。一方で車幅・全長が大きくなるため、都市部の駐車場では苦労するケースも。
バンコン(バンコンバージョン)
ハイエースやNV200などのワンボックスバンをベースに架装したタイプ。ノーマル車との外観差が少なく、普段使いや通勤にも使いやすい。キャブコンに比べると居住スペースは限られるが、価格・維持費・取り回しのバランスが良く、初めての一台として人気が高い。
軽キャンパー
軽自動車ベースのキャンピングカーで、近年急速に普及が進んでいる注目カテゴリ。国内市場の約4割を占めるまでに成長し、維持費(税金・保険・燃料)の低さと小回りの良さが強みです。2〜3人旅に最適で、ソロキャンプ・カップル・シニア夫婦に特に人気。フェアでは多数の軽キャンパーが並ぶため、必ず実車チェックを。
中古車出展コーナー
新車だけでなく中古車の出展もあるのが本フェアの特徴のひとつ。予算を抑えたい方や、「試しに1台目として乗ってみたい」という方にとって、中古車市場の状況をリアルに把握できる貴重な機会です。状態の良い中古キャンピングカーは市場流通数が限られているため、会場で直接ビルダー・ディーラーに相談するのが最も確実な手段といえます。
子どもやペットと一緒に楽しめる企画と注意事項
子ども広場:体験型アトラクションで丸一日楽しめる
「キャンピングカーなんて子どもには退屈では?」という心配はご無用。本フェアには会場内に**「子ども広場」**が設置されており、車に興味がなくても楽しめる体験型コンテンツが充実しています。
ドラゴンブラスター

コインを投入し、2m先の標的を狙う射的スタイルのゲームです。正確さと集中力が問われ、大人も真剣になること間違いなし。親子で競い合う場面が目に浮かびます。
カンガルーポケット

足元のペダルを踏んで赤ちゃんカンガルーを飛ばす、小さなお子様向けのほのぼのアトラクション。幼稚園児でも楽しめる操作の簡単さが魅力で、親がサポートしながら遊べます。
バルーンダーツ

ダーツを投げて風船を割る爽快なゲーム。適度なスリルとわかりやすいルールで、年齢を問わず盛り上がれます。賞品(お菓子)がかかっているため、お子さんの目が輝くこと間違いなし。
各ゲームをクリアするとお菓子がもらえる仕組みで、モチベーションも十分。さらにオリジナルグッズ制作コーナーも設けられており、フェアの思い出を形として持ち帰ることができます。キャンピングカーを見て回る大人の傍ら、子どもたちが飽きずに過ごせる導線がしっかり設計されているのは、ファミリー層への配慮が徹底されている証拠といえるでしょう。
ペット同伴:愛犬と一緒にキャンピングカーを選ぶ
本イベントはペット同伴が可能です(ペットの入場料は無料・チケット不要)。キャンピングカーユーザーの中には「愛犬と旅をしたい」という動機で購入を決める方も非常に多く、ペットとの旅行需要はキャンピングカー市場の重要な購買ドライバーのひとつです。
ただし、会場内でのペット連れには以下のルールが設けられています。来場前に必ず確認しておきましょう。

会場を盛り上げるステージイベントとキッチンカーグルメ情報
圧巻のステージパフォーマンス:両日2回ずつ開催
車選びの合間には、プロのエンターテイナーたちによるステージショーで気分転換を。クオリティの高さは展示会のレベルを超えており、ステージ目当てで来場する価値があるほどです。
Performer Shunya|赤黒パフォーマンスショー
公演時間:11:00〜 / 14:00〜(両日)
全国区で活躍するパフォーマー・Shunyaが魅せる、独創的なステージ。彼が得意とするのは、繊細な指先の感覚と「目の錯覚」を巧みに組み合わせた「エイトイング」という技法です。「エイトイング」とは8の字の動きを基本とした特殊なジャグリングの一種で、一般的な手品とは異なる、身体とモノの動きが織り成す幾何学的な美しさが特徴です。赤と黒を基調としたコスチュームと道具が生む視覚的インパクトは、実際に目の前で見なければ伝わらない圧倒的な迫力があります。子どもから大人まで目が釘付けになること間違いなし。
マジシャン RYO|マジックショー
公演時間:13:00〜 / 15:00〜(両日)
広島出身でありながら海外での活躍経験も持つ、本格派マジシャンのRYOによるマジックショー。本格的なクオリティと親しみやすいエンターテインメント性を両立した内容で、ファミリー層にも絶大な人気を誇ります。間近で繰り広げられるイリュージョンは、会場の熱気を一段と高めてくれるはずです。
両パフォーマーとも1日2回公演のため、タイムスケジュールと照らし合わせながら展示車両見学を組み立てると、充実した一日を過ごせるでしょう。
バラエティ豊かなキッチンカーグルメ:フードコートも本格派
車選びで歩き回るとお腹も空きます。フードコートには、こだわりの逸品を揃えたキッチンカーが集結。「屋外フェス並みのグルメ充実度」といっても過言ではありません。
両日出展のキッチンカー
- tete:こだわり素材のステーキサンドやホットドッグ。ボリューム満点で男性にも大人気。
- だん鳥:鶏の旨みを余すことなく詰め込んだ「とり皮丼」。絶品のタレとのマッチングが病みつきになります。
- 名前のないレストラン:個性的な店名に違わず、特製タコスやチュロスといったユニークなラインナップ。揚げたこ焼きやりんご飴もあり、スイーツ感覚で楽しめます。
2日目(5月31日)限定のキッチンカー
- Little Family:柔らかくジューシーなローストビーフ丼。この日だけの贅沢な一品。
- 米米:ガッツリ食べたい方に嬉しいカツカレーと、エスニックな香りのマンゴーラッシー。相性抜群のセットです。
31日のみ出展のメニューは文字通りの「この日限り」なので、2日目に来場を検討されている方はフードコートも楽しみにしておいてください。
会場を100%楽しむための事前準備チェックリスト
キャンピングカーフェアは、準備次第で収穫量が大きく変わります。業界人の視点から、来場前に押さえておきたいポイントをまとめました。
事前にやっておくべき5つのこと
- 電子チケットを前売りで購入する:
600円で入場できる最安値。スマホのウォレットに保存しておけば当日もスムーズ。 - 欲しい車のタイプをざっくり決めておく:
キャブコン・バンコン・軽キャンパーの中でどれに興味があるかを絞ると、会場での時間を効率的に使える。 - 予算の上限を夫婦・家族で共有しておく:
衝動買いは禁物ですが、「このレンジなら検討できる」という合意形成を事前にしておくと商談がスムーズに進みます。 - 気になる出展ビルダーのWebサイトを事前チェック:
各社のカタログや最新モデル情報を事前に確認しておくと、ブースでの質問も的確になります。 - ペット連れの場合はリード・ケージを忘れずに:
会場内での使用が必須ルールです。
当日の行動プランの立て方
会場には100台を超える実車が並びます。2時間で全部を見ようとすると表面的な見学になりがち。ステージパフォーマンスのタイムスケジュール(11:00・13:00・14:00・15:00)を基準に、午前・午後の見学ゾーンをあらかじめ決めておくと密度の高い一日になります。特に購入を真剣に検討しているなら、**ビルダーのスタッフに「内装の素材」「防水処理」「アフターサービスの体制」**などを遠慮なく質問することをおすすめします。カタログには載っていない「作り込み」の差が、実は最も大切な比較ポイントだからです。
まとめ:「広島キャンピングカーフェア2026」は未来のライフスタイルを体験するテーマパーク
今回で第27回を迎える「広島キャンピングカーフェア2026」は、単なる車の展示会を超えた**「未来のライフスタイルを体験するテーマパーク」**です。
100台超の実車を一堂に並べ、最新の技術トレンドを肌で感じながら、家族や愛犬と一緒に楽しめる空間が広島市中小企業会館に広がります。プロのパフォーマーが彩るステージ、個性豊かなキッチンカーグルメ、子どもが夢中になる体験型アトラクション——すべてが揃っているのが本イベントの圧倒的な強みです。
自動車業界の視点から見ると、今のキャンピングカー市場は「普及の入口」に差し掛かった絶好のタイミングにあります。国内保有台数173,000台は過去最高とはいえ、ドイツの約10分の1。社会インフラや駐車環境の整備が進めば、欧州のようにキャンピングカーが日常に溶け込む未来は、決して遠い話ではありません。
最新車両のスペックを確認するもよし、家族や愛犬と初夏の週末を楽しむもよし。この2日間、あなたの人生を豊かにする一台との出会いが、広島市商工センターで待っています。ぜひ、万全の準備をして会場へお越しください!
イベント基本情報(まとめ)
| 項 目 | 内 容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年5月30日(土)・31日(日) |
| 時間 | 10:00〜17:00(両日) |
| 会場 | 広島市中小企業会館 総合展示館(広島市西区商工センター1丁目14-1) |
| 前売券 | 600円(電子チケットのみ) チケット購入 https://jrva-event.tstar.jp/ |
| 当日券 | 電子チケット800円 / 紙チケット1,000円 |
| 無料対象 | 小学生以下・障がい者手帳所持者本人+付添1名 |
| 最寄り駅 | JR山陽本線「新井口駅」徒歩約10分 |
| 車利用 | 山陽自動車道「五日市IC」から約15分 |
| 主催 | 広島キャンピングカーフェア実行委員会 |

広島県のRVパーク一覧リンク下記より
https://web.rv-park.jp/search?pref=%E5%BA%83%E5%B3%B6%E7%9C%8C
広島キャンピングカーフェア2026公式サイト
https://jrva-event.com/ex/hccf/

