2025年12月19日、日本の働く現場を支え続けてきたスズキの軽トラック「キャリイ」および「スーパーキャリイ」が、「軽トラの常識を覆す」歴史的なビッグマイナーチェンジを発表しました。今回の改良は、単なる仕様変更の域を超え、デザイン、安全性、快適性のすべてにおいて「次世代のスタンダード」を提示するものとなっています。
本記事では、自動車業界関係者の視点から、今回のマイナーチェンジの全容と、なぜ今「キャリイ」を選ぶべきなのか、その魅力を徹底解説します。
今回のキャリイシリーズがターゲットとしている主な利用シーンや顧客層
新型キャリイシリーズは、もはや「農作業や建設現場の道具」という枠を大きく飛び越えています。スズキが今回の改良で狙いを定めたのは、プロユースとライフスタイルユースの両立です。
プロフェッショナルな現場での信頼性
従来通り、農業、漁業、建設業、配送業といった過酷なプロの現場は、キャリイのメインステージです。特に、**軽トラッククラスNo.1の荷台フロア長（2,030mm）**や、作業のしやすい低床設計は、長尺物の積載や頻繁な積み下ろしを行う現場で「頼りになる相棒」として高く評価されています。
キャリイは1961年の初代「スズライトキャリイFB」登場以来、60年以上にわたって日本の物流と第一次産業を支えてきた歴史があります。1971年から2009年までの39年間にわたり、登録車を含めたトラックの車名別年間販売台数No.1という輝かしい記録を持ち、累計販売台数は400万台を突破しています。この数字が示すのは、単なる人気ではなく、現場からの「信頼」そのものです。
さらに、マツダ「スクラムトラック」、日産「NT100クリッパー」、三菱「ミニキャブトラック」としてOEM供給されており、軽トラック市場において圧倒的なシェアを誇る存在となっています。今回のマイナーチェンジでは、この揺るぎない実用性をベースに、さらなる進化を遂げています。
「日常使い」と「趣味」への拡大
今回のモデルチェンジで最も注目すべきは、アウトドアやレジャー、日常の足として軽トラを選ぶ層への強力なアプローチです。
- アウトドア派：
精悍なデザインと、新色の「ツールオレンジ」や「アイビーグリーン」は、キャンプ場や趣味のフィールドでも映えるスタイルを提供します。最近では軽トラをカスタマイズしてアウトドアベースとして活用するユーザーが増えており、スズキもこのニーズを強く意識しています。 - 一般ユーザー：
後述する「乗用車並みの安全装備」と「静粛性の向上」により、普段の買い物や長距離の移動も快適にこなせる一台となりました。これまで「仕事専用」と考えられていた軽トラが、生活の質を向上させる「マルチツール」へと進化したのです。
実際、近年の軽トラック市場では、商用利用だけでなく、キャンピングカーのベースとしての需要や、DIY愛好家、家庭菜園を楽しむシニア層など、多様な顧客層が広がっています。今回の改良は、まさにこうした市場の変化を捉えた戦略的なものと言えるでしょう。
ビッグマイナーチェンジ車両が備えている走行性能や燃費性能における技術的な特徴
走行・燃費性能においても、キャリイシリーズは「働く車」としてのタフさと、現代的な環境性能を高い次元で両立させています。
信頼のパワートレインと燃費効率
心臓部には、定評のあるR06A型 660cc 直列3気筒DOHCエンジンを搭載し、力強い走りを実現しています。
このR06A型エンジンは、2011年にMRワゴンへ初搭載されて以来、スズキの軽自動車全車種に採用されている次世代エンジンです。旧型のK6A型エンジンに比べ、ボア64.0mm×ストローク68.2mmのロングストローク化により、低速域でのトルク特性を大幅に向上させました。最高出力50PS/5,700rpm、最大トルク63Nm（6.4kgm）/3,500rpmという商用車として理想的な出力特性を持ち、荷物を積んだ状態でも力強い走りを提供します。
さらに、細径M10ロングリーチプラグの採用により燃焼室周辺の冷却通路を確保し耐ノッキング性能を向上。低張力ピストンリングやピストンスカートの樹脂コーティングなどで、旧型比でフリクションを約10％低減させています。クランクシャフトを鍛造スチールとすることで小径化を実現し、クラス最軽量を達成しました。
- アイドリングストップ機能：
5速MT車にも停車時アイドリングストップシステムを新たに採用し、燃費性能をさらに高めました。これにより、信号待ちや荷物の積み下ろし時などの停車中における無駄な燃料消費を抑えています。 - 実燃費の向上：
カタログ値（2WD・5MT車で18.7km/L ※JC08モード）に対し、ユーザーの実走レビューでも16〜17km/Lを記録するなど、ガソリン代高騰の時代に嬉しい経済性を備えています。スーパーキャリイの5MT車では17.7km/L、4AT車でも15.4km/Lと、軽トラックとしては優れた燃費性能を誇ります。
悪路走破性のさらなる強化
農業現場や未舗装路での走行を想定し、技術的な進化が図られています。
- ぬかるみ脱出アシスト：
片輪が空転した際に駆動力をもう片方に伝達するこの機能が、デフロック付車にも追加され、スタックからの脱出性能が大幅に向上しました。特に雨天時の田んぼのあぜ道や、建設現場の泥濘地での作業において、この機能の有無は作業効率に直結します。 - 4速ATの拡充：
特装車シリーズ（清掃ダンプ等）の4WD車に4速ATを新設定するなど、操作性と走破性の選択肢を広げています。従来の3速ATに比べ、より細かいギア比設定により、坂道や悪路でのスムーズな走行が可能になりました。
また、キャリイの特徴であるショートホイールベース設計は継続採用されており、最小回転半径3.6mという軽トラッククラストップの小回り性能を維持しています。狭い路地や限られたスペースでの取り回しの良さは、日本の道路事情において大きなアドバンテージとなります。
注目すべきキャリイの新デザインや室内空間が提供する機能性と快適性の両立
「軽トラだから」という妥協を一切排除したのが、今回の内外装のアップデートです。
「フルモデルチェンジ？」と見紛う精悍な外観
フロントマスクは一新され、シャープで切れ長な角型LEDヘッドランプを全車に標準装備しました。これは、現行モデルが2013年にデビューして以来、12年ぶりの大幅なデザイン変更となります。
- スタイリッシュなフォルム：
水平基調のバンパーグリルはワイド感を強調し、スタイリッシュでありながら軽トラ本来の「力強さ」を体現しています。フロントバンパーも力強いデザインに変更され、フードガーニッシュやアンダーガーニッシュがボディ同色となることで、より洗練された外観を実現しました。 - LEDの全面採用：
ヘッドライトだけでなく、室内のルームランプにもLEDを全グレードに採用することで視認性が向上しています。これにより、夜間作業時の安全性が大幅に向上するとともに、電力消費も抑えられます。 - 特別仕様車 Xリミテッド：
ブラックメタリック塗装のスチールホイールや専用デカールを備え、所有欲を満たす特別な一台に仕上がっています。専用フロントガーニッシュにはSUZUKIロゴが配され、ブラック加飾のカラードバンパーやブラックのフォグランプベゼルがSUVのような雰囲気も醸し出しています。
乗用車感覚の快適な室内空間
インテリアは「機能性と収納性の進化」がキーワードです。
- デジタルメーターの採用：
クラスの常識を覆すフル液晶のデジタルメーターディスプレイを新採用し、視認性と先進性を向上させました。これまでアナログメーターが当然だった軽トラの世界において、この装備は画期的です。速度、燃料残量、各種警告灯などの情報を一目で把握でき、運転中の視線移動を最小限に抑えます。 - 充実の収納：
スマートフォントレイや助手席カップホルダー、インパネワイドホルダーなどを戦略的に配置。現場での使い勝手を徹底的に追求しています。センター部を中心にインパネ造形が変更され、センターガーニッシュは8インチディスプレイに対応。助手席インパネドリンクホルダーが追加されるなど、収納スペースが大幅に拡充されました。 - 実用的な装備の充実：
運転席側・助手席側の両方に荷台ステップが標準装備され、荷物の積み下ろし作業がより安全かつ効率的になりました。また、電動格納式リモコンドアミラーやパワーウィンドウ、パワードアロック、電波式キーレスエントリーなどが、多くのグレードで標準装備化されています。
スーパーキャリイのゆとり
通常のキャリイに対し、キャビンを後方へ460mm拡大したスーパーキャリイは、さらなる快適性を提供します。
広大なシートバックスペース（高さ920mm×横幅1,235mm×長さ250mm）を確保し、工具箱や大きめの荷物を室内に収納できるため、荷台を最大限活用できます。また、最大40°のリクライニングが可能なシートを採用し、シートスライド幅も180mm（標準キャリイは140mm）と余裕があります。休憩中も手足を伸ばしてリラックスできる、軽トラとは思えない快適性を提供します。
長距離の配送業務や、現場での仮眠が必要な業種において、このキャビンの広さは大きなメリットとなります。荷台フロア長は1,975mmと、標準キャリイよりわずかに短くなるものの、長尺物の積載にも十分対応できる設計です。
業界騒然！「実質値下げ」とも言える圧倒的なコストパフォーマンス
今回のビッグマイナーチェンジで最も衝撃的なのは、これほどの大幅な改良（LED標準化、デジタルメーター採用、先進安全装備の刷新）を行いながら、価格上昇を5万円〜10万円程度に抑えた点です。
グレード別：選択購入ガイド
🚚 スズキ【キャリイ／スーパーキャリイ】グレード別徹底解説：あなたの仕事に最適な一台は？
スズキ キャリイとスーパーキャリイは、高い実用性と耐久性を誇る軽トラックです。それぞれのグレードがどのような用途や環境に適しているのか、詳細に比較します。
先ずはグレード比較表（主要な違い）について
| グレード | 室内空間 | 安全装備（DSBS） | 快適装備 | 特徴 |
| KC | 標準 | オプション | 最小限 | 最低限の機能に絞ったベーシックモデル |
| KC 農繁仕様 | 標準 | オプション | 最小限 | 悪路走破性に特化した特別装備 |
| KX | 標準 | 標準 | 充実 | 快適性と安全性を両立させた上級標準キャリイ |
| スーパーキャリイ L | 広い | オプション | 最小限 | 広い室内空間と低価格を両立 |
| スーパーキャリイ X | 広い | 標準 | 充実 | 室内空間、安全、快適性を全て兼ね備えた最上級モデル |
表外：特別仕様車 X リミテッド 最下段で紹介しています
💰 【最廉価・ベーシック】KC
キャリイの中で最もシンプルな、基本性能に特化した最廉価グレードです。
＋拡大はできません
| 項目 | 解説 |
| 2. デザイン | 黒色樹脂バンパー、黒色ドアミラー、シンプルな内装など、質実剛健な軽トラックの「標準」となるデザインです。 |
| 3. 室内空間・積載性 | 標準キャリイのため、後方スペースはありません。荷台長が最も長いです。 |
| 4. 走行性能・環境性能 | 5MT（FR、パートタイム4WD）が中心。シンプルゆえに故障リスクが低く、タフに使えます。 |
| 5. 安全性能 | デュアルカメラブレーキサポート（DSBS）はメーカーオプション設定となります。 |
| 6. アクセサリー | 標準装備: 装備は最小限。エアコン、ラジオもオプション設定となる場合があります。 |
| 7. こんな人におすすめ | **とにかく価格を抑えたい方。**敷地内や短距離の移動が中心で、エアコンや安全装備を特に必要としない方。車のカスタムベースとして購入したい方にも選ばれます。 |
🛠️ 【農作業・悪路特化】KC 農繁仕様
標準キャリイのKCをベースに、農業や山間部の悪路での使用に特化した特別装備が施されています。
＋拡大はできません
| 項目 | 解説 |
| 2. デザイン | 最もシンプルなKCの外観がベースです。 |
| 3. 室内空間・積載性 | 標準キャリイのため、リクライニングや後方収納スペースはありません。荷台長が最優先の設計です。 |
| 4. 走行性能・環境性能 | 5MTのみの設定（FRまたはパートタイム4WD）。特に4WD車には、副変速機（高/低）、デフロック機構が装備されており、ぬかるみや雪道などの悪路走破性が格段に向上しています。 |
| 5. 安全性能 | デュアルカメラブレーキサポート（DSBS）はメーカーオプション設定となります。 |
| 6. アクセサリー | 特別装備: 農業での利用を想定し、荷台と鳥居（荷台前部の柵）に防錆対策が強化されています。 |
| 7. こんな人におすすめ | 農業従事者や山林での作業者など、頻繁にぬかるみや勾配のある未舗装路を走行する方。デフロックと副変速機は、他のグレードでは得られない特別な強みです。 |
💼 【標準キャリイの上級】KX
標準キャリイの中で最も装備が充実した上級グレードです。
＋拡大はできません
| 項目 | 解説 |
| 2. デザイン | Xグレードと同様に、メッキガーニッシュやカラードドアミラーが装備され、標準キャリイの中では最もスタイリッシュな外観です。 |
| 3. 室内空間・積載性 | 室内空間: 標準キャリイのため、リクライニングや後方収納スペースはありません。積載性: **クラストップレベルの荷台長（約2,030mm）**を確保しており、荷台での積載能力を最優先する方に最適です。 |
| 4. 走行性能・環境性能 | スーパーキャリイと同様に4AT/5MTが選択可能です。シンプルなボディ構造で小回りが利き、狭い現場での取り回しに優れています。 |
| 5. 安全性能 | デュアルカメラブレーキサポート（DSBS）（衝突被害軽減ブレーキ）などの先進安全装備が標準装備されています。 |
| 6. アクセサリー | 標準装備: キーレスエントリー、パワーウィンドウ、集中ドアロックが標準装備されており、日常の使い勝手が向上しています。 |
| 7. こんな人におすすめ | 荷台の広さ（積載能力）を最優先しつつ、キーレスやパワーウィンドウ、最新の安全装備といった快適性を求める方。建設業や農業など、荷物を多く積む仕事の方に最適です。 |
💸 【空間重視・低価格】スーパーキャリイ L
スーパーキャリイの「広い室内」は維持しつつ、快適装備を省いて価格を抑えたモデルです。
＋拡大はできません
| 項目 | 解説 |
| 2. デザイン | ドアミラーは黒色樹脂、メッキパーツなしのシンプルな外観。内装も基本的な素材となり、商用車らしい実用的なデザインです。 |
| 3. 室内空間・積載性 | 室内空間: Xグレードと同様に、シート後方にリクライニング可能な広いスペース（約920mm）があります。広い室内空間を低価格で実現したい方に最適です。積載性: Xグレードと変わりません。 |
| 4. 走行性能・環境性能 | 4AT/5MTが選択可能。走行性能や燃費は他のグレードとほぼ同等です。 |
| 5. 安全性能 | デュアルカメラブレーキサポート（DSBS）はメーカーオプション設定となります。（非装着も選択可能） |
| 6. アクセサリー | 標準装備: 集中ドアロックのみで、パワーウィンドウやキーレスエントリーは装備されていません。（手動式） |
| 7. こんな人におすすめ | **「広い室内とリクライニング」**は譲れないが、安全装備や快適装備を不要とし、価格を抑えたい方。主に現場内での使用が多く、日常的な利便性をあまり求めない方に最適です。 |
👑 【最上級・快適重視】スーパーキャリイ X
スーパーキャリイの最上級グレードです。広い室内と最新の安全・快適装備を兼ね備えています。
＋拡大はできません
| 項目 | 解説 |
| 2. デザイン | 外観: メッキフロントガーニッシュやカラードドアミラー（車体色と同色）が標準装備され、商用車ながら洗練された外観です。アルミホイールなどのオプションでさらに見栄えが向上します。内装: ドアトリムやシート表皮に上質な素材を使用し、最も快適でモダンな室内空間です。 |
| 3. 室内空間・積載性 | 室内空間: シート後方に約920mmのゆとりあるスペースがあり、リクライニングとシートスライドが可能です。大型の荷物や貴重品を車内に収納できます。積載性: 荷台長は標準キャリイより短いですが、シートの後ろに長尺物（約2,500mmまで）を積むことが可能です。 |
| 4. 走行性能・環境性能 | 4AT/5MTが選択可能。電子制御式4WDやヒルホールドコントロール（AT車）など、走行をサポートする機能が充実。燃費効率の高いR06A型エンジンを搭載しています。 |
| 5. 安全性能 | デュアルカメラブレーキサポート（DSBS）（衝突被害軽減ブレーキ）、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能などが標準装備されており、最も安全性能が高いモデルです。 |
| 6. アクセサリー | 標準装備: キーレスエントリー（集中ドアロック付）、パワーウィンドウ、運転席・助手席サンバイザー、電動格納式ドアミラーなど、乗用車並みの快適装備が標準です。 |
| 7. こんな人におすすめ | 長時間の移動が多い方、快適性を重視する方。 事務所や現場を行き来する営業や監督業の方、キャンピングカーのベース車両としても最適です。 |
🌟 【特別仕様車・豪華モデル】スーパーキャリイ X リミテッド
スーパーキャリイの最上級グレード「X」をベースに、内外装に特別な加飾を施し、さらに豪華な仕様とした限定モデルです。
＋拡大はできません
| 項目 | 解説 |
| 2. デザイン | 外観: Xグレードの装備（メッキガーニッシュなど）に加え、専用の**「ガンメタリック塗装のアルミホイール」や「特別なデカール（ステッカー）」が装着され、通常モデルとの差別化が図られています。内装: インストルメントパネルやドアトリムの一部に特別な加飾パネル**が施され、最上級モデルにふさわしい、さらに上質で特別な室内空間になっています。 |
| 3. 室内空間・積載性 | 室内空間: ベースとなるXグレードと同様に、シート後方に約920mmのゆとりあるスペースとリクライニング機能があり、快適性は最高水準です。積載性: Xグレードと変わりません。（荷台長は標準キャリイより短い） |
| 4. 走行性能・環境性能 | 4AT/5MTが選択可能。ベースのXグレードと同様に、電子制御式4WDなどの走行サポート機能とR06A型エンジンによる高い燃費効率を維持しています。 |
| 5. 安全性能 | ベースがXグレードであるため、デュアルカメラブレーキサポート（DSBS）（衝突被害軽減ブレーキ）や誤発進抑制機能などが標準装備されており、安全性能は最上位水準です。 |
| 6. アクセサリー | 標準装備: Xグレードの快適装備（キーレス、パワーウィンドウ、電動格納式ドアミラーなど）は全て網羅した上で、特別仕様車専用のアルミホイールや特別加飾が追加されています。 |
| 7. こんな人におすすめ | 快適性、安全性、そして特別感を全て追求したい方。 趣味での使用（キャンピングカーベース、アウトドア）や、人と差をつけたい方、会社の顔となるような車両を求める方に最適な、最も豪華な一台です。 |
キャリイを使い続けてきたユーザーの声
👂 現役ユーザーの声：マイナーチェンジ前モデルへの愛着と新型への期待
🌟 マイナーチェンジ前モデルの満足エピソード（3選）
🚜 農繁仕様のデフロックに命を救われた（KC 農繁仕様・ユーザー：60代 男性、専業農家）
「わしが乗ってるのはKCの農繁仕様、平成30年式だ。特に満足してるのは、やっぱりデフロック機構。この辺の山あいは田んぼへの道がすぐぬかるむんだが、何度か泥にハマりかけた時、これをガチャッと入れたら、嘘みたいにグイグイ脱出してくれた。他の軽トラじゃ無理だったと思う。エアコンもラジオも最低限だが、『道具』として信頼できる、これ以上の相棒はないね。壊れないし、燃費もいい。このタフネスさこそ、キャリイの真髄だ。」
🎣 スーパーキャリイの広さに感動（スーパーキャリイ L・ユーザー：40代 男性、釣り具店経営）
「普段は店の資材運びがメインだけど、休日は軽キャンパー代わりに釣りに行くのが趣味。うちのスーパーキャリイはLグレードだけど、後ろの空間が最高なんだ。前の軽トラだと長靴やレインウェアを助手席に置くしかなかったけど、今は汚れた道具も気にせず後部スペースにポイッと放り込める。何より、休憩中にシートを倒してリクライニングできるのが本当に楽。あの空間のおかげで、仕事も趣味もQOLが格段に上がった。キーレスやPW（パワーウィンドウ）がないのは正直不便だけど、この空間が全てをチャラにしてくれるよ。」
🔩 シンプルさゆえのタフさと経済性（KC・ユーザー：50代 男性、工務店経営）
「うちの現場車はシンプルなKCだ。もう7年近く乗ってるけど、故障らしい故障は一切なし。キーレスもパワーウィンドウもないけど、現場で使って泥まみれになるから、むしろ壊れる電子部品が少ない方がいい。修理費がかからないのが一番助かるね。シンプルな構造だから、自分でオイル交換なんかもやりやすい。荷台も広いし、最低限の機能で十分という、割り切った使い方ができる最高の道具として評価している。長く付き合える、真面目な仕事車だ。」
🌟 新型ビッグマイナーチェンジへの期待の声（2件）
🛣️ 高速・長距離の快適性を格段に上げてほしい（スーパーキャリイ X・ユーザー：30代 男性、フリーランスの配送業）
「今のスーパーキャリイXは好きなんだけど、仕事柄、高速道路を走る機会が多い。長距離の移動だと、やっぱり静粛性（ロードノイズ）とシートの快適性に限界を感じる。今回のビッグマイナーチェンジでは、遮音材の強化や振動対策を徹底して、もっと乗用車に近い乗り心地にしてほしい。あと、もし可能なら、全車速対応ACC（アダプティブクルーズコントロール）が追加されたら最高だ。高速での疲労度が劇的に減って、仕事の質が上がると思う。」
🛡️ 新しい安全装備を農繁仕様にも導入してほしい（KC 農繁仕様・ユーザー：70代 女性、農業従事者）
「最近の車はどんどん安全になってるけど、私たちの農繁仕様は安全機能がオプションで。年を取って運転に自信がなくなってきたから、新しいデュアルカメラブレーキサポートはすごく魅力的。畑仕事で疲れてるときなんか、本当に助けになると思う。ぜひ、今回のマイナーチェンジで、農繁仕様にも先進安全装備を標準装備にして、私たちが安心して長くキャリイを使えるようにしてほしいね。多少値段が上がっても、命を守る機能なら絶対に必要だわ。」
最新の安全装備「スズキ セーフティ サポート」
先進の**デュアルセンサーブレーキサポートII（DSBS II）**を搭載し、夜間の歩行者検知や自転車・自動二輪車の検知にも対応しました。これまでの「デュアルカメラブレーキサポート」から進化し、より高精度な検知性能を実現しています。
さらに、以下の安全装備が標準装備化されました：
- 低速時ブレーキサポート（前進時）：約5km/h〜約10km/h以下で走行中、前方の障害物を検知してブレーキを自動制御
- パーキングセンサー（フロント・リヤ）：狭い現場での接触事故を未然に防止
- 車線逸脱抑制機能：車線をはみ出しそうになると警告し、ステアリング操作をアシスト
- 発進お知らせ機能（先行車・信号切り替わり）：前方車両の発進や信号の変化を知らせる
- 標識認識機能：車両進入禁止、一時停止、赤信号を認識して表示
- エマージェンシーストップシグナル：急ブレーキ時にハザードランプが自動点滅
これは「安全性は二の次」とされてきた軽トラ界の歴史を塗り替える出来事です。特に、軽トラックで夜間の歩行者検知に対応した衝突被害軽減ブレーキは、業界初の試みでした（2019年時点）。今回のDSBS IIはその進化版であり、交差点での右左折時、狭い路地でのすれ違い、駐車場でのバックなど、あらゆるシーンでドライバーをサポートします。
防錆対策と耐久性
キャリイは、ボディ表面の100％とフレームの要所に防錆鋼板を採用し、3層塗装、アンダーコート処理などを実施しています。これにより、ボディ外板穴あき錆保証5年、ボディ外板表面錆保証3年という長期保証を実現。塩害地域や積雪地域での使用においても、長期間安心して使用できます。
この徹底した防錆対策は、商用車として長期間使用されることを前提とした設計思想の表れです。実際、キャリイは10年、15年と長く使い続けるユーザーが多く、耐久性の高さには定評があります。
結論：なぜ今、新型キャリイを迷わず買うべきなのか？
新型キャリイ・スーパーキャリイは、単なる道具の進化ではなく、**「働く人の生活の質（QOL）を上げる」**クルマへと進化しました。
- 安全：
プロの現場に潜む事故リスクを最新技術でカバー。高齢ドライバーや長時間運転による疲労で注意力が低下しがちな業務ドライバーにとって、DSBS IIは「命を守る盾」となります。 - 快適：
1日中乗っても疲れにくいキャビンと、趣味にも使えるデザイン。デジタルメーター、充実した収納、リクライニングシートなど、乗用車並みの快適性を実現しました。 - 経済的：
充実の装備を加えながら、驚異的な低価格を維持。また、優れた燃費性能により、ランニングコストも抑えられます。 - 信頼の実績：
60年以上の歴史と累計400万台の販売実績、39年間連続トラック販売台数No.1という実績が、その信頼性を物語っています。
「軽トラだからこんなもの」という概念は、もう過去のものです。ビジネスの最強の相棒として、あるいは人生を楽しむマルチツールとして。今回のビッグマイナーチェンジ版キャリイシリーズは、間違いなく「今、最も買い」な一台と言えるでしょう。
発売は2026年1月23日。先行して本日より発表・受注が開始されています。この進化を、ぜひお近くのスズキ販売店で体感してください。なお、2026年1月9日より開催される東京オートサロン2026にて、特別仕様車「Xリミテッド」や、カスタムカー、コンセプトカーが展示される可能性もあります。カスタムに興味がある方は、このイベントも要チェックです。
今なら！
こちらでも発売事前情報として更に詳細に解説しています。是非ご参照ください！
現車出展の可能性？
