選べるナンバープレート交付年表

業務

希望番号登録届出の割合が非常に高くなり、ナンバープレートの種類も多岐に渡って参りました。お客様をお見送りする際には業務経験が長いこともありついついお客様のナンバープレートを意識してしまいます。「図柄や分類番号人気番号を見ては「希望番号をお取りになられたのか、何年乗っておられるかとか」気になります。

最近は図柄の種類も増え、分類番号だけでは希望番号の判断も困難な番号も多く、図柄ナンバーを見ては年式や番号の導入時期を考えてしまいます。「あの図柄だからもう何年乗られているんだ」といった感じです。

図柄ナンバー導入時期を年表として一覧できるサイトが一部の方にお役に立てるのではと思い、作成に至りました。
日常業務のご参考になれば幸いです。

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はじめに「業務泣かせの4桁番号」

30余年前に遡りますが、小職がまだ業務課新人の頃はナンバープレートの取得も「良い番号は取ったもの勝ち」のような風潮があって、「4」「9」を避けて登録届出をして欲しいというお客様からの要望は日常茶飯事のことだったのです。懐かしいですね

下一桁の「4」「9」を避けるために当時陸運局登録管に「今何ナンバーは何番が出てますか」と内緒で聞き(仲良くしてれば教えてくれた)タイミングを見計らって登録書類を受付窓口に入れます。最低限下一桁は回避できます。
ですは2桁目、3桁目は選択できませんので遡って日単位での登録時期調整が必要になってきます。

思い出話を一つ
3ナンバー登録は特に番号に拘りが強く、特に一桁のみの番号「1」や「3」「7」は早くから登録待ちの状態になります。ここで裏技があって9900番台後半に近づくと番号変更書類を数十件分用意して「1」に続く番号を強制的に取りに行きます。当然その分ナンバー代はかかります。
朝一から一桁ナンバーを取得できるものとしてボンネットを開けた高級車が封印場で並んでいる。そんな悍ましい光景が現実にあったのです。怖いですね

希望番号の始まりによって、業務課のストレスは一気にに解消されることになりました。良い番号を欲しければ抽選を受けて、高いナンバー料金を払ってくださいという事ですね。実に道理に適っています

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選べるナンバープレート交付年表

以下導入時期順に合わせて記載しております。

希望番号は登録自動車の自家用と事業用、軽自動車の自家用のみ(一部除く)で取得可能です

希望番号制スタート、区分番号3桁化 1998年(平成10年)5月19日(先行地区)

登録自動車については、1998年(平成10年)5月19日から先行地区にて分類番号を3桁化し、希望番号制が実施された。
選べるナンバープレートの導入により、自分の好みや興味に合わせて、車両に個性を出すことができるようになりました。たとえば、誕生日や記念日、ラッキーナンバーや特定の数字や文字など、さまざまな要因に基づいてナンバープレートを選択することができます。

先行地区
札幌、岩手、宮城、大宮、千葉、品川、横浜、湘南、新潟、富山、静岡、浜松、沼津、名古屋、豊橋、三河、尾張小牧、大阪、神戸、奈良、岡山、広島、福山、愛媛、福岡、沖縄(沖縄については本島のみが先行であり、離島事務所については1999年5月14日から分類番号が3桁化された。)。

<コラム> 分類番号とは

全国で希望番号制スタート 1999年(平成11年)5月14日

全国で分類番号を3桁化し希望番号制度が実施された。
3桁化当初は一般の払い出し用は下2桁が00から29までで、一般希望ナンバー用には、分類番号が4(6)、5(7)および8は30 – 79、それ以外の分類番号は30 – 98が割り当てられる。ただし、詳しい年月は不明だがのちに、一般の払い出し用は下二桁が00から09までに縮小となり、10から28も一般希望ナンバー用にあてられるように変更されている。分類番号が6と7は下2桁99以外希望ナンバー用に割り当てられている。
駐留軍以外の車両では下2桁が「42」「49」のものはそれぞれ「死に」「死苦」「始終苦(しじゅうく)」「轢く」などを連想させて縁起が悪いとされるため払い出されないが分類番号3桁化以降は後述の「希望番号制度」を利用すれば下2桁が何であっても(42・49も)払い出される。

軽自動車の希望番号制導入 2005年(平成17年)1月4日

軽自動車については2005年1月4日から全国で分類番号を3桁化し希望番号が実施された。
軽自動車については下2桁に80 – 99が使われる。軽自動車の一般希望番号は下2桁に83~87を使用
希望番号の場合、分類番号の下2桁が「83」以降となることで区別できる。
小型車同様に分類番号3桁化以降は後述の「希望番号制度」を利用すれば下2桁が何であっても(42・49も)払い出される

ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバー導入 2017年(平成29年)4月3日

アジア初のラグビーワールドカップが2019年に我が国で開催されることを記念して、大会開催の機運を盛り上げる観点からデザインの入った特別仕様ナンバープレートを期間限定で交付

申込期間 平成29年4月3日~平成31年(令和1年)11月29日まで終了

寄付金による大会開催支援
1,000円以上(100円単位)の寄付をして頂きますと図柄入りナンバープレートを選択することができます。
記念保存
取り付けた特別仕様ナンバープレートは、大会終了後も、そのナンバーを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。使用終了後は、不正使用防止の穴を開けた上で、取り外した特別仕様ナンバープレートを記念に保存することができます。

軽自動車に白ナンバー(一部にロゴ)を付けられることから、軽自動車に爆発的な人気が上がりその後の図柄ナンバープレートの火付け役として発行が終了した現段階においても寄付無し(ロゴのみ)プレートはプレミアム的な標章となっています。見た目にも軽自動車でありながら全くの白ナンバー(小型車)と見間違えられる程、非常に惜しまれる仕様のナンバープレートです。
最近では軽自動車であるという一目で見分けが出来るように枠や左隅に黄色が明らかに見える仕様になっていることから、人気とは裏腹にその後のオリパラナンバー以に於いて二度と使われない仕様なのでしょう。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様導入 2017年(平成29年)10月10日

2020年に開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を記念して大会開催の機運を盛り上げる観点から、デザインの入った特別仕様ナンバープレートを期限定で交付いたしました

申込期間 2017年(平成29年)10月10日2021年(令和2年)9月30日終了

デザインコンセプト「多様性と未来志向」
12色で人々の個性と多様性を表現し、光が集約する構図でスピード感を持って未来に向かうイメージが描かれている。東京都在住のデザイナー、内田尚登(なおと)さん(45)の作品

オリンピックとパラリンピックのエンブレムを2枚1組で交付します。
 前後面にどちらのエンブレムのものを取り付けるかは自由に選択することができます。
寄付金による大会開催支援
1,000円以上(100円単位)の寄付をして頂きますと図柄入りナンバープレートを選択することができます。
記念保存
取り付けた特別仕様ナンバープレートは、大会終了後も、そのナンバーを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。使用終了後は、不正使用防止の穴を開けた上で、取り外した特別仕様ナンバープレートを記念に保存することができます。

軽自動車に白ナンバー(一部にロゴ)を付けられることから、軽自動車に爆発的な人気が上がりその後の図柄ナンバープレートの火付け役として発行が終了した現段階においても寄付無し(ロゴのみ)プレートはプレミアム的な標章となっています。見た目にも軽自動車でありながら全くの白ナンバー(小型車)と見間違えられる程、上記のラグビーナンバー同様に非常に惜しまれる仕様のナンバープレートです。

第1弾ご当地図柄ナンバー41地域導入 2018年(平成30年)10月1日

希望ナンバープレートに富士山や桜などの日本を代表する風景や文化をモチーフにした図柄を選択できるようになった。一部の地域では、ご当地の風景や名産品などをモチーフにしたご当地ナンバーが発行されるようになった。
地域への愛着や個性を表現する新たな選択肢として人気を集めている。

東北 盛岡、岩手、平泉、仙台、山形、庄内  関東 土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並、富士山(山梨)
北信 新潟、長岡、富山、金沢、石川  中部 福井、富士山(静岡)、豊田、春日井  近畿 滋賀、京都、奈良 
中国 鳥取、福山、下関、山口  四国 徳島、香川、愛媛、高知  九州 長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島

寄付金による地域振興等
ナンバープレートの交付料金に1,000円以上の寄付をしていただきますと、フルカラーのナンバープレートを選択することができます。
 この寄付金は、導入地域ごとに公益財団法人日本デザインナンバー財団が管理し、当該地域における交通改善、観光振興などに資する取組みに充てられます。
記念保存
取り付けた図柄入りナンバープレートは、そのナンバープレートを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。使用終了後は不正使用防止のための穴を開けた上で取り外した図柄入りナンバープレートを記念に受け取ることができます。

特別仕様ナンバープレートは地域によって料金が異なります 

プレート料金は下記リンクより

北海道 東北 北陸 関東 中部 近畿 中国 四国 九州

第2弾ご当地図柄ナンバー17地域導入 2020年(令和2年)5月11日

北海道 知床、苫小牧  東北 弘前、白河  関東 松戸、市川、船橋、市原、江東、葛飾、板橋 
北陸信越 上越 中部 伊勢志摩、四日市  近畿 飛鳥  中国 出雲  四国 高松 

寄付金による地域振興等
ナンバープレートの交付料金に1,000円以上の寄付をしていただきますと、フルカラーのナンバープレートを選択することができます。
 この寄付金は、導入地域ごとに公益財団法人日本デザインナンバー財団が管理し、当該地域における交通改善、観光振興などに資する取組みに充てられます。
記念保存
取り付けた図柄入りナンバープレートは、そのナンバープレートを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。使用終了後は不正使用防止のための穴を開けた上で取り外した図柄入りナンバープレートを記念に受け取ることができます。

特別仕様ナンバープレートは地域によって料金が異なります 

プレート料金は下記リンクより

北海道 東北 北陸 関東 中部 近畿 中国 四国 九州

全国版花柄ナンバー導入開始 2022年(令和4年)3月11日

デザインは全国47都道府県の花をモチーフにすることで「日本全体で立ち上がろう」という思いが込められています。

交付期間 令和4年4月18日(月)~令和9年4月30日(金)まで

デザインコンセプト「日本を元気に!」「立ち上げれ!美しい日本」
日本全国47都道府県の県花をモチーフに、日本の美しさを表現しました。植物は円環の象徴であり、枯れても再び綺麗な花を咲かせます。「日本を元気に」というテーマをもとに、それを植物の成長と捉えてデザインしました。また、全国すべての県花を用いることで、「日本全体で立ち上がろう」という思いを込めています。
デザイン製作者
氏名:山田 遥太(やまだ ようた) / プロフィール:新潟県在住(応募時)
生年:1998年(応募時23歳) / 職業:総合制作業デザイナー

交付料金に加えて、「安全・安心で楽しいお出かけを通じて日本を元気にする取組み」を支援する1,000円以上の寄付をしていただきますと、フルカラー版の図柄入りナンバープレートが選択できます

軽自動車は自動車の区分を明確化すべく、フルカラー版・モノトーン版共に、事業用登録車は「緑色」、自家用軽自動車は「黄色」の枠取り塗色を施します。

記念保存
取り付けた特別仕様ナンバープレートは、大会終了後も、そのナンバーを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。使用終了後は、不正使用防止の穴を開けた上で、取り外した特別仕様ナンバープレートを記念に保存することができます。

特別仕様ナンバープレートは地域によって料金が異なります 

プレート料金は下記リンクより

北海道 東北 北陸 関東 中部 近畿 中国 四国 九州

全国版大阪・関西万博特別仕様ナンバー導入 2022年(平成4年)10月24日

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を記念した特別仕様(図柄入り)ナンバープレートを、期間限定で全国の希望者へ交付します。
全国統一デザインですが、地域名は自動車の使用の本拠の位置を示すものになります。

交付期間 令和4年10月24日(月)~令和7年12月26日(金)

交付期間終了後は、新規お申込みの他、住所変更や破損等によりナンバープレートの交付が必要な場合も、この図柄入りナンバープレートを選択することはできません。

デザインコンセプト
2025年大阪・関西万博の開催を胸躍らせながら、今から楽しみにしていただきたい。
開幕後も、万博での感動が貴重な想い出となり、多くの人々の心の中で走り続けてほしい。
そうしたコンセプトのもと、公式ロゴマークのフォルムをモチーフにデザインしています。
(公社)2025年日本国際博覧会協会により提案されたデザインを採用しました。

●令和2年11月に(公社)2025年日本国際博覧会協会等から要望を受け、実現に向けて、関係者間で具体的方策の検討を開始しました。
●令和2年12月21日の閣議決定で、「2025年に開催される国際博覧会(大阪・関西万博)の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針について」において、開催に向けた政府の取組と位置づけられました。

交付料金に加えて、「大阪・関西万博の開催に関連した交通サービスの充実など」を支援する1,000円以上の寄付をしていただきますと、フルカラー版の特別仕様ナンバープレートが選択できます。

軽自動車は自動車の区分を明確化すべく、フルカラー版・モノトーン版共に、事業用登録車は「緑色」、自家用軽自動車は「黄色」の枠取り塗色を施します。

全ての地域で交付可能です(全国統一デザイン)。
記念保存
取り付けた特別仕様ナンバープレートは、大会終了後も、そのナンバーを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。使用終了後は、不正使用防止の穴を開けた上で、取り外した特別仕様ナンバープレートを記念に保存することができます。

特別仕様ナンバープレートは地域によって料金が異なります 

プレート料金は下記リンクより

北海道 東北 北陸 関東 中部 近畿 中国 四国 九州

第3弾ご当地図柄ナンバー10地域導入 2023年(令和5年)10月23日

都道府県全域を単位とする図柄)秋田県、栃木県、群馬県、東京都、沖縄県
 (既存のナンバー名を単位とする)いわき、那須、岡崎、堺、広島

寄付金による地域振興等
ナンバープレートの交付料金に1,000円以上の寄付をしていただきますと、フルカラーのナンバープレートを選択することができます。
 この寄付金は、導入地域ごとに公益財団法人日本デザインナンバー財団が管理し、当該地域における交通改善、観光振興などに資する取組みに充てられます。
記念保存
取り付けた図柄入りナンバープレートは、そのナンバープレートを変更する事由が発生しない限り、廃車するまで使用することができます。使用終了後は不正使用防止のための穴を開けた上で取り外した図柄入りナンバープレートを記念に受け取ることができます。

特別仕様ナンバープレートは地域によって料金が異なります 

プレート料金は下記リンクより

北海道 東北 北陸 関東 中部 近畿 中国 四国 九州

今後の導入予定ご当地ナンバーについて

ご当地ナンバーの人気を博し、今後も地方図柄を導入検討されている地域があります。
今後予定されているご当地ナンバーについてのご紹介です。

追加導入するのは「十勝」「日光」「江戸川」「安曇野」「南信州」「彦根」の6地域。

2024年末に図柄の提案を受け付け、2025年の5月ごろに導入される予定の地域です
「田舎館村」をご当地ナンバーである「弘前ナンバー」に編入されることが決っている。

コラム「田舎館村」
青森県南津軽郡にある田舎館村は、人口約8,000人の小さな村です。津軽平野の中央に位置し、豊かな自然と農地に恵まれた村です。
・田舎館村は、田んぼアートで有名です。田んぼアートとは、田んぼの苗を色分けして絵を描くアート作品です。毎年夏に開催される田んぼアートフェスティバルには、全国各地から多くの人が訪れます。
・田舎館村には、垂柳遺跡田舎館村博物館などの歴史文化施設もあります。垂柳遺跡は、縄文時代中期の水田跡が発見されたことで知られています。田舎館村博物館では、田舎館村の歴史や文化に関する資料を展示しています。
・田舎館村は、りんごにんにくなどの農産物も有名です。村内には、農産物を使った加工品を販売しているお店も多くあります。