スズキの新型ハスラー(4型)の公式発表で自動車業界が大きく揺れる中、本日、私たちの生活の根底を揺るがすもう一つの巨大なニュースが飛び込んできました。
「医療改正法、本日成立。OTC類似薬(市販薬に似た処方薬)の自己負担上乗せへ」
「おいおい、車のブログで何でいきなり病院やクスリの話をしてるんだ?」と思われるかもしれません。
しかし、40年余り自動車ディーラーのあらゆる部署に身を置き、現在は定年後も現役で働きながら、2週間に一度は循環器内科に通って血糖値コントロールと戦う筆者(まさに『崖の淵の糖尿』です笑)だからこそ、このニュースは絶対にスルーできませんでした。
なぜなら、公共交通機関が脆弱な地方都市に生きる私たちシニア世代にとって、「病院(クスリ)」と「愛車(移動の足)」は、命を守るための切っても切れない両輪だからです。
今回は、この医療改正が働くシニアドライバーに与える「本当の衝撃」と、迫り来るダブル値上げの時代を生き抜くための具体的なサバイバル術を、車屋の裏事情を交えて徹底解説します。
1. なぜ車屋のブログで医療ニュースを語るのか?地方の残酷な現実
都会であれば、体調が悪くても電車やバスで大きな病院へ通うことができます。しかし、地方の現実はそう甘くありません。
持病を持つシニアが、循環器内科、整形外科、眼科へ行くための「足」は、100%マイカーです。「車がなければ、薬をもらいにいくことすらできない」というのが、地方に生きる私たちのリアルな日常です。
つまり、車の維持費が高くなることも、医療費が高くなることも、地方のシニアにとっては「どちらも生存コストそのもの」なのです。今回の法改正は、自動車の維持費問題と完全に直結しています。
働くシニアを襲う「クルマ×クスリ」の容赦なきダブル値上げ
今、定年後も体にムチを打ち、現役でハンドルを握って働き続けている同志の皆さんの財布は、二方向から強烈なパンチを食らっています。
① クルマ側のパンチ:新型車の高騰と維持費の波
一昨日公式発表された新型ハスラーもそうですが、近年の車は「安全装備」や「電動パーキングブレーキ」が標準化される引き換えに、車両価格が10万〜15万円単位で右肩上がりに高くなっています。さらに、ガソリン代の高止まり、エンジンオイルなどの消耗品の値上げも続いています。
② クスリ側のパンチ:本日成立の医療改正法
そこへ追い打ちをかけるように、本日の法改正です。これまで病院で「処方箋」を出してもらえば安く手に入っていた、湿布薬、痛み止め(ロキソニン等)、アレルギー薬、胃腸薬などのうち、「市販(OTC)でも似たような薬が買えるもの」については、国からの補助が減り、私たちの窓口負担が上乗せされることになります。毎月の薬代が数千円単位で跳ね上がるシニアも決して珍しくなくなるでしょう。
「入るお金(給与や年金)は増えないのに、動くためのコスト(車)と、生きるためのコスト(医療)だけが容赦なく削られていく」――これが、今私たちが直面している崖の淵の現実です。
現場の裏事情:医療報酬改定で増える「高齢者ドライバー」の移動リスク
ここで、筆者が日々通院している中で、処方箋を扱う薬剤師さんから聞いた「リアルな現場の裏話」をお伝えします。
実は最近の薬事法・調剤報酬の相次ぐ改定により、国から薬局に支払われる報酬のルールが厳しくなり、経営が成り立たなくなった病院前の「院外処方箋売り場(門前薬局)」が廃業を余儀なくされるケースが全国で急増しています。
身近な薬局が潰れるということは、体調が優れないシニアドライバーが、「今までよりさらに遠くの、幹線道路沿いにある大型調剤薬局まで、自分で車を運転して薬を取りに行かなければならない」という事態を意味します。
ただでさえ薬代の負担が増えて精神的にも余裕がない中で、慣れない遠くの道を運転する機会が増える。これは、地方の高齢化社会において、交通事故リスクを高める非常に看過できない隠れた問題だと、一人の自動車従事者として危機感を抱いています。
クスリ代(命)を削るな!今すぐできる「車の無駄な維持費」スリム化戦略
では、この理不尽なダブル値上げの荒波を、私たちはどう生き抜けばいいのでしょうか?
間違っても、
「お金がもったいないから病院へ行く回数を減らす」「薬を間引いて飲む」といった、命を削るような節約だけは絶対にしないでください。
削るべきは、医療費(生存費)ではなく、「自動車ディーラーや大手量販店に言われるがまま払い続けている、車の無駄な維持費」です。
45年間ディーラーの裏方にいた筆者だからこそ断言しますが、車の維持費には、一般ユーザーが気づいていない「削れる贅肉」が山ほど隠されています。
🛠️ 今すぐ見直すべき「車の贅肉」チェックリスト
- 自動車保険(任意保険)の「特約」を見直す
ディーラーの付き合いで入った昔の保険に、今のお乗りの環境では絶対に使わないような高額な特約(過剰な代車特約や、重複しているファミリーバイク特約など)がついたままになっていませんか?これを見直すだけで、年間数万円が浮きます。 - 「言われるがまま」の消耗品交換を断る
車検や点検の際、整備フロントから「まだ使えるけれど、念のため交換しておきますね」と、高額なエアコンフィルターや、過剰な頻度でのオイル交換を提案されていませんか?適切な交換時期を見極めれば、一回のメンテナンス費用を劇的に抑えられます。 - 今の自分の身の丈に合った車に乗る
もし「見栄」や「昔からの慣れ」だけで、大きな普通車を維持しているなら、今回発表された新型ハスラーのような、税金も任意保険も格段に安い「最新の軽自動車」に乗り換えるのも立派な防衛策です。
まとめ:まごころを込めて、同志の皆さんへ
本日成立した医療改正法は、私たちシニアにとって間違いなく厳しい現実を突きつけるものです。
しかし、悲観してばかりいても血糖値が上がるだけです(笑)。 国や会社が私たちの生活を守ってくれないのなら、私たちは「知恵」を使って自分の身を守るしかありません。
車にかかる無駄なコストを徹底的にハッキングしてスリム化し、そこで浮いたお金を、大切なご自身の医療費や、健康な体を維持するための食事に回してください。
今日も理不尽な書類の山や激務、そして自身の体調と戦っている全国の業務担当者の皆さん、そしてシニアドライバーの同志の皆さん。お互い健康第一で、体だけは壊さないように、まごころをこねてこの時代を生き抜いていきましょう。

