ディーラー業務のストレス①不整脈の始まりとカテーテル手術への不安3要素の解消

業務

職場ストレスの成れの果て「カテーテル手術」に待ち受ける不安3要素
経食道心エコーが辛い
② 尿管カテーテルが辛い
③ 静脈麻酔(完全麻酔でない)での術中の痛み

全ての不安を解消することを目的として記事を書いています。

最近のディーラー業務は激務化が更に進み、店舗少人数制と共に様々な作業の掛け持ちも増え本当にご苦労様です。
給与に見合わない理不尽な作業、時間外クレーム対応や電話相談とブラックな仕事切が絶えないですよね。
ストレスは溜まっていく一方で、顕著に健康に影響を及ぼして参ります。特に40歳を境に高齢者になればなるほど様々な病的体調不良を避けて通ることができません。

今回のテーマは直接業務から離れますが、小職も激務を熟して参りました渦中で企業が実施する定期健康診断で危険な不整脈の所見があり以後医療(名医)のお世話になっております。現在も治療中(経過観察)で仕事上の作業内容と企業を交えながら向き合っています。

小職の病気発祥原因や軽視できない初期症状、不幸にも心疾患を発症してしまった方に対して長年の治療経験から日々進化を続けている最先端の医療技術をお伝えします。実際の治療内容(経緯)をお伝えすることによって不安なく早期に手術治療を決断できることができ、早期職場復帰と最善の予後を獲得できるよう是非ご参考にして下さい。

他サイトでも様々な治療内容や経験談が掲載されていますが、古い内容であったり不安を煽る記述が多く、弊害となることによって治療への決断が遅れ小職のように取り返しのつかない所まで進行してしまわれる方を少しでも減らすべく詳細を記載しておきたいと考えます。

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始まりは正常な上室性期外収縮から

健全な方でも一日数回から数百回の不正脈は発生しています。医療用語では「上室性期外収縮」と「心室性期収縮」と言われるものです。

どちらにしても「脈飛び」「動機」「連続打ち」など普段でも感じることのできる不正脈で治療の必要のないものとされています。

ストレスや睡眠不足、アルコール過剰摂取などでも顕著に不整脈は増加します。お酒は自業自得なのですが激務の渦中では睡眠不足やストレスは避けて通れないのです。

しかしながら、この治療の必要のないとされる「期外収縮」なのですが回数が問題で「普段から動機を激しく感じる事が原因での睡眠不足」「安定剤に頼ったり、精神科(心療内科)を受診したり」実は全て経験済みの内容です。
定期健康診断の度に心電図検査では常時「期外収縮」と記載をされておりました。

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40歳過ぎたら侮れない企業の一般健康診断

40歳以降一般健康診断に血液検査と心電図検査が加わってきます。血液検査では検査項目も少なく脂肪肝や血糖値、コレステロール値程度で大きな病気を判断できる情報に欠ける内容です。しかし心電図検査では治療の対象とはならないような期外就職以外にも見落とされがちな「治療の必要な心電波形」が見つかる可能性が大きいと言えます。

小職の循環器内科初診の発端となった「上室性心房頻拍・粗動」という病気。脈拍が非常に早く乱れている波形で所見が「要治療」となりその日の仕事を早期退社して診察に向かった記憶があります。

初日から「ホルター心電図」24時間心電図による病状判定と後日併せて糖尿病検診を行いました。
今から6年前のお話です。ここから長い不整脈治療と「糖尿病」血糖値のコントロールが始まります。

不安の中での初回カテーテル焼灼施術

自分自身にとっては「未知との遭遇」不安だらけの検診の数々。今では全ての検診内容が解っているので不安になることはありませんが、それでも初回~2回目のカテーテル手術は体力的にも精神的にも3回目の施術に挑む大きな精神的リスクを背負う原因になったことは言うまでもありません。

初回カテーテル手術、手術自体は多少の痛みはありましたが短時間で簡単に終了しました。問題は手術までの事前準備の苦痛にあります。

熟練ドクターに後ほど聞かされた内容ですが「初回のカテーテル内容は粗動を起こしている爛れた個所を焼灼する簡単な術式なので極端な場合麻酔も施さず簡単なものです」と教えられました。ですので初回の施術は熟練ドクターではなく比較的若い担当医によって行われました。

冒頭①経食堂心エコーの目的は心臓に血栓(普段から重度の不整脈を抱えている患者は心臓内で血流の流れが悪くなり流れが滞る場所で血の塊ができる)があると、術中に血栓を触ることによって脳梗塞などのリスクが高まることを避けるために振動内部の血栓を確実に隈なく探ることにあります。

よって初回カテーテルでは簡単な施術である為に①は行われず、代わりに「心臓CT検査」を受けることになります。

心臓CT検査

心臓CT検査は、X線を用いて心臓の断層画像を撮影し、心臓の状態を詳しく調べる検査です。近年、CT技術の進歩により、心臓の構造や動き、血管の状態などを高精度に診断できるようになりました。

心臓CT検査の目的

  • 冠動脈疾患の診断: 狭心症や心筋梗塞の原因となる冠動脈(心臓に血液を送る血管)の狭窄や閉塞を調べることで、これらの病気の早期発見に役立ちます。
  • 心臓の構造異常の診断: 心臓の大きさや形、弁の異常などを調べ、先天性心疾患や心筋症などの診断に役立ちます。
  • 大動脈の異常の診断: 大動脈瘤や解離などの大動脈の病気の診断に役立ちます。
  • 心臓のカルシウムスコア測定: 動脈硬化の程度を評価し、将来的な心血管イベントのリスクを予測するのに役立ちます。

検査の流れ

  1. 問診: 既往歴や現在の症状などについて医師から詳しく聞かれます。
  2. 心電図検査: 心臓の電気的な活動を記録します。
  3. 造影剤の注射: 血管を良く見せるために、造影剤を静脈に注射します。
  4. CT撮影: 検査台に寝て、息を止めながらCT装置の中で数回撮影を行います。
  5. 結果説明: 検査結果について、医師から詳しく説明を受けます。

検査時間

検査時間は、準備を含めて30分~1時間程度です。

 尿管カテーテルが辛い

2時間を超える手術前には必ず尿管カテーテルを行います。

尿管カテーテルとは?

尿管カテーテルとは、尿管と呼ばれる腎臓から膀胱へ尿を運ぶ管の中に挿入する細い管のことです。腎臓にできた結石を取り除く手術や、尿路の検査、尿の流れを良くするなどの目的で使用されます。
術前から術後のほぼ半日以上ベッドから降りられない状況になります。排尿が出来ませんので当然です。

初めての尿管カテーテルについてはネット上の記事で調べていましたが、「太い管が細い尿管に通される?」違和感と激痛というイメージしか湧きません。当然痛いという投稿を沢山読んでいましたので覚悟が必要でした。

若いナースさんが尿管に管を入れてくれましたが、「入れるとき少し痛いですが我慢してください」と伝えられ、一気に管が差し込まれます。腰が浮く激痛と違和感、その後に続く残尿感、慣れるまで大変です。
二度とやりたくないと感じました。術後に抜くときもやはり痛みを伴います。挿入部も出血して傷んできます。初体験の感想です。

カテーテル手術本番

車いすで手術室までナースが送ってくれますが、手術台へは自ら階段を登ってベッドに横たわります。
① 全身消毒でセンサーを貼られます。消毒液が冷たいので敏感に反応します。少し苦痛です。
② 鎖骨部分と鼻からワイヤーを挿入します。これも痛みを伴います。激痛ではありません。
③ 横になって手足を固定されます
④ 足の付け根に麻酔注射をします。3本の管の中では一番の激痛を伴います。
⑤ 今から焼灼術を始めます?・・・ 周りの会話 行程殆ど解る状態での施術です

施術中、2回ほど激痛でしたので痛いと伝えると軽い静脈麻酔をかけて頂けました。短時間の施術です。
手術中のベッド上で意識が戻ると「手術成功ですよ」と声を掛けられそのまま病室へベッド移動です。

初回カテーテル所感 怖がらず気楽にお勧め

初回施術は大抵の場合、軽度の焼灼個所で治療が終わってしまうことになります。術時間も非常に短いもので麻酔も軽いものになる為、術後の回復が非常に早く昼過ぎに手術が終わって軽い夕食ができるまで回復する程です。

不整脈は軽度の病状であれば早期であればあるほど効果絶大で完治できます。慢性的な心房頻拍や心房粗動に至る前に早期にカテーテルを受けられることを強くお勧めします。

2度目のカテーテル焼灼と静脈麻酔のデメリット

初めてのカテーテル手術から3年間は、軽度の期外朱宿を抱えながらも心臓は安定しておりましたが4年目に再発

今度は初回の心房頻拍に心房細動が加わり心拍数が非常に早い状態での脈飛びと一日に数万回を超える期外収縮。
4時間に及ぶカテーテル焼灼手術となりました。

2度目も心臓CT検査

2度目も経食堂心エコー検査はなぜか行わず、初回同様に心臓CT検査で対応できました。少しの安堵感です。
ただ血管の細い方や血管が解りにくい方、普段から献血や採血の再に失敗をされ2度注射を行われた経験のある方は
心臓CT検査で太い注射針から一気に造影剤を心臓へ送り込むために太い注射針を刺す箇所を見つけづらくなります。小職の場合では結果左右の腕計4か所目でやっと成功し刺し傷だらけで大変な目に遭いました。ご参考まで。
検査室の前で温かいタオルを腕に巻いて血管を拡張させることも行いましたが効果はありませんでした。

長引く事前準備で緊張して心拍数が上がってしまいCT検査がしばらく実施できなくなります。心拍数が落ち着くまでしばらく待っての実施となり結果、長時間での検査になりました。

尿管カテーテルは看護師次第

2度目の尿管カテーテルは男性でした。初回同様に一気に尿道に差し込まれたのですが、何故かするするっと短時間で入った感じで、痛みは初回の半分程度でした。

尿管カテーテルは経験値とテクニックによる差が大きいのではないかと感じます。

心臓カテーテル焼灼は静脈麻酔での4時間に及ぶ激痛との闘い

③ 静脈麻酔(完全麻酔でない)での術中の痛み

通常の手術は眠っている状態で施術が終わってしまうのが当たり前だと考えていましたがそうではありませんでした。
激痛で何度も夢から覚める。痛いと合図しようにも手足縛られてるのでできません。医師は心拍数や血圧の変化によって患者さんが痛みを感じていることが解るので、強めの静脈麻酔で再び夢の中へ、そして激痛で目が覚めての繰り返しです。地獄ですね。

二度と「心臓カテーテル焼灼術」は受けたくないと心から思いました。

そして3度目のカテーテル焼灼施術へ

2度目の手術から僅か2年での再再発。コロナ感染を記に発作性の心房細動や心房頻拍粗動も加わり複雑な心臓波形になってしまいました。その間2度に渡る救急搬送を経験し流石に二度と受けたくないカテーテル施術も命に係わる問題と成れば選択は一つしかなかったのです。

発作を止めるには心拍数を抑える薬(ワソラン等)を注射して貰う(即効性が高い)か錠剤を呑む必要があります。心拍数さえ抑えることが出来れば自然と細動や頻拍の症状は和らぎます。慢性的な心房細動を抱えておられる患者も常備薬として備えておいて、いざというときに呑んでしばらく横になって休んでいれば直接的に命にかかわる病状ではありません。但し脳梗塞の発症リスクは格段に上がると言われています。血液をサラサラにする薬を普段から吞み続けることが必須となります。

ですが小職の場合は非常に厄介で、この心拍数を抑える薬をのむと心臓自体が数秒間停止するという体質をもっています。
ですので、常備薬として利用すること自体発作リスクが高く利用ができなかったのです。

施術までの先生との相談がカギ

③ 静脈麻酔(完全麻酔でない)での術中の痛みの解消

術中、「先生は見るからによく眠られていました。いびきをかかれると体が振動するので焼灼が非常にやりにくい」と言われていました。ですが「度重なる激痛で術中に生きた心地がしなかった」とお伝えをしました。

結果、「完全麻酔でのカテーテル焼灼術はできませんができるかぎり静脈麻酔を強めに聞かせて慎重に行います」と
承諾を得ることで3度目の施術覚悟が決った次第です。
術中は夢の中で苦しい思いは感じましたが、気が付くと終わっていたといった感じです。2度目と大違いです。

やはり先生と術前に、どのように施術に望むにか、リスクをどこまでとるのか(麻酔を強く効かせることによって何度も心肺停止していたそうで、「脈動が戻ってくる人と解っていたので強めに麻酔かけました」という恐ろしい事実を知らされました)納得がいくまで先生と相談を勧めておくことが大切になってきます。

驚く程、痛みのない経食堂心エコー検査

経食道心エコーが辛いの不安解消

胃カメラは何度が成人病検診(人間ドッグ)で経験しています。喉に太い検査用の器具を飲み込んで耐える辛さは心得ています。ですが胃カメラより長時間耐えなけらばいけないと考えただけで不安と恐怖しかありませんでした。

しかし現代医療は大変進んでいて、軽い麻酔をかけて頂けるので眠っている間に検査は終了しています。管を飲み込む事も、抜くことも全く分からない状態で検査が終わります。こんな楽な検査はありません。

あとから思えば「心臓CT検査」のほうが痛みや不安は大きいと感じます。是非参考にして下さい。

尿管カテーテルですら痛みを感じない

② 尿管カテーテルが辛いの解消

尿管カテーテルは麻酔はありえません。看護師が施術するのに違いはありません。

だた3回目のナースは熟年の方で、施術前に「不安がらずにとにかく腰の力を抜いてください」と指示されます。言われたとおりにしていると、一気に管を入れるのではなく少し挿入した時点で更に「力を抜いてください」と指示。
3回目の指示で入りましたよ。いとも簡単に終了。痛みと違和感も殆どなし。救世主に見えた

傷みを感じないコツはとにかく腰の力を抜くことです。リラックスがベストです。後は熟練の人に当たるかです。

3度目の手術の所感

期外収縮の完治は望まずリスクをさけての施術とななりましたが3回目で一番体に負荷の無い、精神的にも楽なカテーテル焼灼手術であったと感じます。

心臓カテーテル焼灼術も患者の負担を考えて進歩を続けています。数年間の違いも体感的に明白でした。
不幸にも施術に望まれる方がおられましたら是非参考になさってください。