ETC2.0最前線 お役立ち情報2024

営業

最新モデルの商談に於いては先進安全装置対応カーナビ(コネクト等)車両が主流となってきており、併せてドライブレコーダー、バックカメラも非常に高い率で付属品装着されるユーザーが多くなりました。
上記に伴いETCの装着率も非常に高くなってきており、ETC商品をお勧めする際にはETC2.0の説明を避けては通ることはできません。例え従来の「高速道路利用に於けるETCが利用できれば良い」というユーザー様であっても、一応は2030年対応新規格ETCの説明と併せてETC2.0の説明も加えておくことが営業マナーとして必要です。

商談現場において「ETC1.0」と「ETC2.0」の違いやメリットはしっかりとお伝え出来ているでしょうか?
VICS対応カーナビが主流となっているなか「ETC1.0」の2倍の料金を払って「ETC2.0」を選択するメリットを
限られた商談時間において簡潔明瞭にお伝え出来ているでしょうか?恥ずかしながら小職も「高齢で最新情報にはついて行けません」と曖昧な回答で商談を切り抜けております。

自らの戒めと復習を兼ね「ETC2.0」独自のメリットについてここで纏めてみました。商談時のご参考になれば

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そもそもETC2.0って何

ETC2.0のサービスは従来の自動料金収受(ETC-Electronic Toll Collection System)機能に加え、高速道路等に新たに設置されたETC2.0路側機(通信アンテナ)と、ETC2.0車載器との間で双方向通信(DSRCDedicated Short Range Communication)を行うことにより、渋滞回避支援、安全運転支援等の情報提供(VICSVehicle Information and Communication System)を行うサービスです。
ETC2.0路側機は全国の高速道路上に1800個所以上に設置されており、ここを通過するたびに新しい情報が自動的にETC2.0車載器に送信されます。

コラム [DSRC]
日本語では「専用狭域通信」と訳されます。高速道路や自動車など、移動体同士、あるいは路側設備との間で、短距離かつ双方向の通信を可能にする無線通信技術です。
DSRC通信機能は、5.8GHz帯の周波数帯を利用した無線通信技術です。車載器に搭載されたアンテナを使って、路側設備や他の車両との間で電波をやり取りします。
◆最大1Mbpsの通信速度と、従来のETCシステムの約30倍の情報量を送受信できます。
◆約1kmまでの距離で安定した通信が可能で、高速道路での利用に適しています。
◆車両同士、あるいは路側設備と車両間で双方向に情報をやり取りできます。
◆周囲の無線環境に影響を受けにくく、安定した通信が可能です。
DSRC通信機能は、2010年からETC2.0車載器に搭載され、実用化が始まっています。
DSRC通信機能は、今後ますます発展していくことが期待されています。5GやAIなどの技術と組み合わせることで、より高度な安全運転支援や自動運転機能の実現、さらには新たなサービスの創出などが可能になると考えられています。

交通社会の未来を変革する可能性を秘めています。

コラム[VICS]
カーナビゲーション向けに道路交通情報を提供するサービスのことで、ETC2.0もその一つです。
日本語では「道路交通情報通信システム」と訳されます。これは、道路上の情報発信装置やFM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンなどを利用して、渋滞情報、事故情報、通行止め情報などの道路交通情報をカーナビゲーションシステムなどに提供するシステムです。
◆渋滞情報、事故情報、通行止め情報などの道路交通情報を、ドライバーにリアルタイムで提供することで、安全運転とスムーズな交通 flow を促進します。
◆ドライバーが渋滞情報などを参考に、最適なルートを選択することで、交通渋滞の緩和に貢献します。
◆事故情報などを参考に、危険な運転を回避することで、交通事故の減少に貢献します。
◆道路交通情報を事前に把握することで、ドライバーは安心して快適なドライブを楽しむことができます。

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道の駅利用時に高速道路を一時退出できる社会実験

ETC2.0最大のメリット(乗り継ぎ)
高速道路を一時退出した場合でも、目的地までの高速道路を降りずに利用した場合と同じ料金に調整

高速道路の休憩施設同士の間隔が長い所において、休憩施設の不足を解消し、良好な運転環境を実現する為、高速道路を一時退出して「道の駅」を利用しても目的地まで高速道路を降りずに利用した場合と同じ料金に調整されるETC2.0限定のサービス

利用条件

  • ETC2.0搭載車が対象です(全行程で同一のETCカードを利用した場合)
  • 対象のインターチェンジ若しくはスマートインターチェンジで乗り直し且つ順方向の利用のみ料金措置となります
  • 対象の道の駅に必ず立ち寄る必要があります。
    道の駅駐車場の出入り口付近に路側無線装置(アンテナ)が設置されています。対象の道の駅に必ず立ち寄ってください。
  • 対象のインターチェンジ若しくはスマートインターチェンジ退出後、2時間以内に同一のインターチェンジから順方向再流入してください。

利用可能な「道の駅」ご紹介

東北エリア

関東エリア

北率エリア

中部エリア

近畿エリア

中国エリア

四国エリア

九州エリア

今後対象駅として「おけがわ」埼玉県、「ながおか花火駅」新潟県、「いたの」徳島県の3個所を追加予定