今、少しでも新車の購入をお考えの貴方。どうしてもフルモデルチェンジの新型車でなければ納得がいかないユーザーを除き必見の内容になっています。
販売促進として代替え購入を煽るつもりはありませんが、是非とも読んでいただきたい内容です。
2022年5月以降に発売される新型車に「後退時車両直後確認装置」が義務化されています。
これに伴い年内に軒並み新車のマイナーチェンジが予定されています。
そしてマイナーチェンジといっても外観が変わったところ殆どなく、上記の法規対応に若干の変更点を加え今回は驚く程、大幅に価格を引き上げています。
営業スタッフからも悲鳴
マイナーチェンジに伴い旧モデルで商談を進めている状況下であるスタッフも大勢います。
うっかり生産終了になったモデルを制約した後に、仕方がなく新型モデルに変えて頂く相談も多々発生していることも伺えます。
従来なら値引き(又はメーカーからの支援)でなんとか補える範囲の対応で済みますが、今回はそうはいきません。十万円前後の開きがあるからです。
業務も対応に苦戦
なんとか従来のモデルが在庫車に有るか、他のディーラーから譲り受けることが可能か、確保できるという条件下の元商談を進めていく必要があります。
業務としても車両確保は手間がかかる作業で手配の確約ができるか否かは保証できない為、商談内容の見極めが必要で、「確保できなければ商談を見送る」とするか「そもそも商談を断る」こともスタッフにお願いする苦しい選択もあり得ます。
どうしてメーカーはこにような車両戦略をしてくるのか疑問でしかありません。
そもそも値上げ分は妥当
マイナーチェンジとは言っても法規対応だけで済むわけでそれだけの理由で流石に10万円高くなりますは理由にならないしユーザーは納得しません。(商談中のユーザーの場合)
商談スタート時のカタログ提示時点で車両本体価格が値上げしていればユーザーの知る由もありませんので「新車も高くなりましたね」の話法で通じる訳です。
しかし現実には部品の高騰といって理由も隠されており、単純に値上げですとはお客様には納得いただけませんし、一部変更で10万円ですというのも如何なものでしょう。
今回の値上げ、些か高くし過ぎてるという違和感しかないのですが小職だけでしょうか。
販売不振の折、全てをユーザーに価格転嫁をすることは普段のお得意先に対しても胃の痛いことです。
ユーザーへのアドバイス
クリスマス、年末商戦、初売りへとイベントは目白押しです。ディーラーの勝手な都合ですが
マイナー前の在庫車処分を狙うのが一番お得な買い方だと断言します。
見た目、性能はほとんど変わりません。
10万円の価格差は通常の新車お値引きでも簡単ではない値引き額です。
マイナー後の車両を買うということは値引きなしでお車を購入することと変わりないのです。
業務課目線でも在庫車はどの販社様にも若干ある筈です。色や機種にある程度制限は加わってくるでしょうが中古車を買う訳ではありません。探せば理想に近い新車が安価で購入できる限られた期間にはいっているのかもしれません。残されたチャンス期間は限られています、善は急げです
業務課泣かせではありますが嬉しい悲鳴といったところでしょうか。