2024年ディーラーの展望

営業

皆様、あけましておめでとうございます。本年も引き続きご愛顧の程よろしくお願いをいたします。

昨年はディーラーにとって厳しい環境になりました。ビッグモーター問題に於いては中古車市場への不信感、不安感をユーザーに与え大きく信用を失墜させる事態となりました。加えて損保ジャパンを始めてする保険金の虚偽不正請求と保険金支払いへの加担も大問題となりました。

更にはダイハツが35年間という長期に渡り、自動車生産に係る社内データーの改ざんや不正な加工、虚偽の記載によって社風そのものへの信用を失い、日本の自動車産業(モノ作り)そのものへの不安と信頼を傷つけるものとなりました。

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初売りよりダイハツの影響が懸念される

軽市場ナンバーワンのダイハツが2024年1月までの生産を停止する対応によって、初売りイベント/コマーシャルその他のイベントを取りやめることにより、ユーザーはホンダやスズキといった主要メーカーへ流れることが予想されます。

商用車(軽バン・トラック)においては在庫車や生産に於いて若干の余裕があるようには見受けられますが、乗用車に至っては春までの受注予約が入っている機種もあり、ダイハツの加需要に対してはやや長期にお待ちいただく可能性も伺えます。ただ、ダイハツ車の安全性については不正調査機関も含め「虚偽の記載等はあったものの既納車に於いて走行安全性に問題は無い」という見解を発表しているので、極端に大きな影響はないと考えています。

ただ”開けてみないと解らない”初売り商戦本番に向けての不安は拭いきれません。

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年初は販売価格こそが一番の懸念材料

自動車の安全基準(法規対応)に伴い今後生産される新型車や大半の機種が該当するであろうマイナーチェンジにおいて大幅な値上げとなっています。後方衝突安全装置等の価格が高価で機種によっては1割を超える車両本体価格となっている機種もあります。

そんな安全装置は必要が無いので価格を抑え安価で新車を購入したいと考えられているユーザーも多いと考えられます。今回ダイハツ車を購入して納車(生産)待ちのユーザーも含めてです。

法規対応前の車両生産台数は限られていて(既に生産中止の車種もあります)在庫車や展示車といった市場に存在する車両を購入する方法しか選択はありません。

商用車を含め現実的には、初売り商戦が最後の分岐点になってくると予想されます。

ここだけの話、過去にはメーカー補填といって生産が一方的に遅れる理由によって納品が間に合わないという理由から全額ではないが一部の金額をメーカーが迷惑料として補填するといった対策がありユーザーには恩恵がありましたが、今回は法規対応(国側の理由)でもあり補填はありません。

既に契約済みで納車待ちのユーザーにおいても再契約となり全額ユーザー負担となります。

この辺の商談の勧め方一つに於いてもトラブルを招かぬよう販売スタッフには懸念材料が多いと考えられます。

生産納車遅れによるトラブルは多岐に渡り計り知れません。ため息です。

上がり続ける車両価格と安全基準は正しいのか

当サイトの前に運用をしておりましたFCブログ(今はありません)において日本車の安全基準について提言をしてまいりました。道路は本来歩行(走行)する全ての人の為の物で会って自動車が中心のものではない。歩行者の安全が第一に保障されていて成り立つものである。

自動車は運転者が責任を持って(歩行者優先)走行させるものであり、本来自動車は運転者の安全を保障(確保)するものでなない。一般道制限速度以内において安全運転に徹するのであるならばシートベルト着用によって死亡事故(運転者側)は限りなくゼロに近くなる。現在のような安全設計は必要のないものです。

対して、対物事故に於ける万一の事故おいて運転者のケガを最小限にするべく高度な安全基準を必要とする目的ならば特種の高級車を利用し且つ高額な保険に加入をすれば済みます。公道を走る全ての車両に対して高度な衝突安全基準を施し高額な車両の一択しかないというのは恐ろしい国の施策としか思えない

田舎に於いては通勤や買い物には自動車は必須です。用途に適応(特化)した一般車両が存在しても良いはずです。

通勤専用車両(例えば一人乗り車両で助手席はPC等が専用で利用できる、助手席エアバックは要らない。助手席の安全基準も緩和できて、50万円余で生産は可能ではないか。同様に買い物専用一人乗(パネルにも限られた最低限の表示で良いのではないか)
小職の勝手なブランド名 通勤名人/営業名人cosper 買い物名人 sazae とか

安全性能でどんどん車両価格を上げていって、いったい誰が得をするのか?ユーザーではないことは明らかである。
薄利多売のディーラーや販売店でもない。得をする物、消費税利権の「大手メーカーとその取り巻き」だけである
話が反れましたが。

<年初今後の更新予定>

1,ご当地ナンバーの価格一覧ページの拡充
  ナンバーの写真掲載(由来説明追加)と運輸局窓口リンクの追加 制作中

2,中古車見積書入力→店頭プライスボード(税込み表記・A3対応)→請求書(インボイス対応)の半自動化
   Excelファイルにてご提供できるよう頑張ります。ご期待を

ご希望、ご感想ございましたらお気軽に「お問い合わせ」にてご送信下さい。
業務ご支援の為に、サポートして参ります。
本年もよろしくお願い致します。