自動車の査定額を決める要因はたくさん存在します。代替え要因(新車の下取りなのか、中古車の下取りなのか、買取だけの依頼なのかです。次に下取に出す車の車種、年式、走行距離、色、車検の有無等々が考えられます。しかし実際に店頭表示価格「いわゆる値付け」をする上での判定事項は限られています。
ここだけの話、その査定高値になる要因は2022年の初売りがベスト、乗り換えのラストチャンスに思えてならないのです。
ディーラーの下取額を決めるもの
数人のスタッフが同時に商談にあたる繁忙期、特に新型車の発表展示会や大きなイベントの際には、査定士が行う細かな査定数値や査定表の内容を最終決定権者(店長や中古車部の責任者等)が慎重に判定する時間的な余裕はありません。アピールタイムとしてある程度お客様を待たせる時間は必要ともなりますが長時間お待ちいただくことはできません。
ある程度短時間での査定額提示判断が必要になってきます。判断の目的は単純、いくら利益を残すか?そして一見さんなのか、その後長期的にお店に利益をもたらしてくれるお客様になりうるのかです。
査定額の指標
ディーラーや自動車販売会社では数社のオークション会場と会員登録をして取引を行っています。オークション会場では直近のオークション落札価格が一覧できるWEBサイトをもっていますので、下取の価格を決定する指標としてグレードや色などの情報からおおよその転売価格を閲覧知ることが出来ます。
しかしながら、一般のユーザーがこのようなサイトにログインすることは出来ず、オークションに参加できる法人や売買業者に限られています。
その他オークションの出品会員向けには落札価格の冊子も定期的に発刊されていて、査定額決定の貴重な判定材料にもなっているのです。
一般ユーザーの査定判断材料は
実は例え査定のプロであっても直近の落札価格を知ることは容易では無いのです。WEBサイトを見ても冊子を見ても、同じグレード、年式、色、走行距離が近いサンプルが存在するかといえば確率は低いものになります。となればやはり大まかな範囲での判断に委ねられます。「長年の感」経験値です。
要するに一般ユーザーと値付けに於ける条件が大きくかけ離れているということでもありません。査定の基本となる指標と資料さえあれば何とかその時に応じた査定額は知ることは可能な訳です。
査定額の時価を探れ
愛車のグレードが解りにくい場合には?
等サイト内 車台番号からグレード検索 メーカー別 を参照ください
車種、年式、色、走行距離が解ったところで、基本的な査定額を探しに行くのですが、査定額を買い取り業者で調べたいと思ったところで、「ナビクル」などの一括査定サイトも有名ですが、査定額を手っ取り早く知りたいという理由だけで数社に個人情報を伝えるとなると後々面倒です。
そこでお勧めしたいのがまず、市場価値がいくらなのか?旬の値段を知るということです!
ディーラーの査定額も市場価値から判断しているのが現状です。細かな値段調整は査定で行いますが基本価格は市場価格(旬の値段)最優先なのです。
査定額を安く提示しても新車や中古車が売れなければ話になりませんので、出来る限り高い査定価格を提示したいのが本音です。ですのでオークションでいくらで売れるか又は店頭価格を今の市場価格いくらで表示できるのか、ギリギリの判断を行います。
市場価格の大御所
大半のディーラーや販売会社が出品しているデータベース的存在
30万台の中古車物件を掲載『カーセンサーnet』
上記さいとにて年式グレード走行距離の近い車種より売られた愛車が店頭に並べられたときにどれくらいの表示価格になっているかが解ります。
実際にディーラーでも市場価格はこの カーセンサー を参考に値段を吟味することが多々あります。
それほど出品台数が多く参考にできる市場データベースになっています。
市場での価格が判ったら
査定額を導き出す方法、後は簡単です。買取をする立場で考えてみることです。
仕入れ値段からどれくらいの利幅を得たいか?ここだけの話20%~30%と考えます。
<実例>
新車が200万円
下取り車 色はシルバー 走行距離 約8万km
カーセンサー で見つけた よく似た機種
色は パール 走行 5万k 110万円
新車値引きを5%に想定して
査定金額では カーセンサーでの走行距離に於ける差異マイナス5万円、色にける差異マイナス5万円にて実質店頭価格を100万円に想定 で20%の利益を見るなら査定提示額は80万円
よってカーセンサーの結果から査定額の上限は80万円となります。
よって下取額として値引き込み90万円という回答になるでしょう
なぜラストチャンスと思えるのか
要因1、高額査定の条件が揃っている
新車の納品が大幅に遅れている現状、人気機種では半年が普通という状況です。故障で購入を検討することになった、あるいは車検が数か月先に迫っている段階での購入検討。
新車の納品は間に合わない為、中古車市場に人気が殺到している現状、販売価格が急上昇中なんです。
平常より10%以上は高騰している。よって下取の条件は市場価値が最優先のことからも下取価格も自ずと10%以上高騰しているのです。
要因2、初売りとの抱き合わせ
初売りでは様々な特典があります。
その中に、下取額買い増しキャンペーンがあります。(店舗により)
新車に於いてもオプションプレゼントやナビゲーション半額のお店もあるでしょう