皆様明けましておめでとうございます。本年もいち早く情報をお届け出来るよう邁進してまいります。
本年はディーラーにとって大変重要で、今後を占う激動の年となりそうです。
早々、年始からの抱える問題に対する心構えや取り組みについて考えていきたいと思います。
生産遅れに伴う諸問題がとにかく厄介です
納車が遅れると共に問題なってくる諸問題について対策を考えておく必要があります。個々のお客様の納車までの対応を整理してトラブルを回避することが重要になってきそうです。悩ましいことです。
見積、注文書の修正
登録検査印紙代の修正
小型車については登録月に応じて自動車税(種別割)が確定するたびに注文書の修正は必須になっていましたが、今年は1月4日より軽自動車に於いても車検証の電子化に伴う「登録検査手数料の改定」が行われました。よって全ての既見積、注文書の修正が必要になります。
既に注文書をお渡ししているお客様に対しても、商談中のお客様に対しても納車までには印紙代の修正が必須になってきます。
詳しくは下記参照下さい
オプションの値上げをどう処理するか
最大の課題になりそうです。多少の値上げであれば値引き当でも対応が可能ですが、今回の値上げに至っては高額な値上げが多く、契約後の追加料金を交渉する必要があります
- カーナビゲーション 4~5万円
- コーティング 数千円
- メンテナンス加入料金 数千円
カーナビゲーションは現行モデルの在庫がなくなり次第、新モデルへの価格改定となりますが在庫は殆ど無く、確保に追われることになります。既に注文済みの車両であっても生産遅れによって部品が確保されることは無く、値上げ対象になります。
ディーラー単位、店舗単位で対応を決めていくとは思われますが、ユーザー次第では双方納得のいく交渉が進まないことも考えられるのです。
自賠責保険の価格改定(値上げ)
今回の値上げに至っては少し納得のいかない理由になっている。
自賠責保険の価格設定についてはこのサイトでも詳しく解説していますのでご参照ください。
値上げは表中の賦課金にさらに1台当たり125円上乗せの方針
自賠責保険料は実際に事故において支払われる純保険料の上に、事故で重度後遺障害を負った人の支援にも使われている。この支援事業として積立金として運用している資金が枯渇しているのだ。
支援事業の費用は、年間150億円ほどで、事業費は保険料の運用益を積み立てる「自動車安全特別会計」から充てるのだが、この運用益がたりないというのが、今度の自賠責保険料の値上げの理由。
納得がいかない。何のための保険料金設定か
保険料金の早見表として、当サイトでも資料を提供しております。
新料金表(加入料金早見表)と未経過料金表(中古車等に設定)を3月には作成ご提供したいと考えております。
解約保険料月割りについては4月になるかと思われます。しばらくお待ちください。
日頃は多くの方がご参照、ご来場頂きありがとうございます。
自賠責保険加入料金に於いても4月以降の登録届出車両は注文書再作成の要因になります。
新年度エコカー補助金の行方
経済産業省は2023年度予算概算要求で22年度比13.7%増の総額1兆3914億円を要求すると発表した。ウクライナ情勢を踏まえたエネルギー安全保障と資源の安定供給の確保に約4300億円を充てるほか、電気自動車(EV)の導入支援など炭素中立社会の実現に向け約2600億円を求める。
自動車関連では、「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」などの予算として約430億円、内燃機関部品を製造する部品メーカーの業態転換支援事業に約7億9千万円を求める。
また、自動運転車や空飛ぶクルマの実証事業などにも総額約137億円を予算として要求 (日刊自動車新聞抜粋)
一般車両(ガソリン車)における明記は無いが恐らく従来通り制度延長で行われると思いますが変更が生じた(エコカー減税終了当)場合には修正が必要になってきます。目が離せません
インボイス制度への取組
10月よりスタートするインボイス制度ですが準備は進んでおりますでしょうか
適格請求書の申請は3月まで。ということで取引業者さまからも請求書番号の案内も徐々に入っていることと思います。
会社を挙げて、ディーラーでどのように管理運用していくのか。早々取り決めを行っていく必要がありそうです。
得意先、仕入先への請求書番号案内告知、適格請求書番号通知の保存運用
非納税事業者への対応と運用
当サイトでも、悪しき消費税の導入経緯から現在までの流れとインボイス制度がもたらすディーラーへの影響等についても現在取り纏めを行っております。
弊社の取組も踏まえ、ご参考まで資料提供をしてまいりたいと考えております。
所感(小職の独断と偏見)
今後の自動車メーカー各社共に生産状況は益々悪化を辿ると思われます。中国の感染拡大がひそかに囁かれています(既に死者数千万人という情報も)
中国国内では工場封鎖が急増しているようです。日本は水際対策(入国審査)を甘くしようとしています。新しいウイルス感染(致死率の高い)が広がり本年も更なるパンデミックが広がる可能性すらあります。自動車部品の生産どころではありません
昨年から、営業スタッフに於かれましても大げさではなく一人で100台を超える受注を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どのように管理しておられるのか、数十台で管理でき兼ねている小職も心配でなりません。ユーザーさまからの問い合わせも大変な数になっていませんか。電話対応も即答できていますでしょうか。
今まで以上の事務の煩雑さ。スケジューリング。顧客管理
会社は受注を取りまくれという方針に変更はありません。それしか生き延びる術がないから。そもそも生産が無ければ利益が立ちません。あり玉販売と言われてもどれだけ在庫があるのでしょうか。
比較的納期の早い商用車や一部軽自動車をピンポイントで販売していくしかありません。
電気自動車(EV)に於いても将来性が怪しい。どんなに政府が補助金で後押ししようがです。
海外ではとにかくEV車と煽ってきます。アンチガソリン派ばかり。
排気ガスに於ける地球温暖化なんて大ウソつきです。(言いすぎました)
ToyotaもEVに重点を於いて将来を見据えてまいますが、電気資源が乏しい日本で本当にEVが普及していくのでしょうか。原発を増やしていくのですか。生産の大半を輸出にしていくのでしょうか。
暑さ、寒さに貧弱や電気自動車。海外でも電気の軟弱性トラブルが急増し電気自動車をガソリンに乗り換えるユーザーも多く発生しています。
日本国内は良質ハイブリッドで良いではないですか。それこそが日本の技術者の誇りです。巧です。
自動車ガラパゴスで良いではないですか。今に海外から日本車の希少価値を認めざるをえなくなる
世界から見ると 日本車=超高級車という地位です